めろんぱーかーに愛されてます。【リメイクver.】
side KAITO
心から気を許せる人。それは誰しも存在する人。この件から、俺にとっての心から気を許せる人はなろっちでも、サムライでも、のっきたんでも、そらちゃんでも、かもめんでもなく●●になった。
_数日前_
「赤メッシュさん。あの。今度の休日の日程の話なんですが。」
赤メッシュさんとは誰だ?と一瞬思うが、赤メッシュを入れているのなんて俺ぐらいだろう。イかれたとも言える名前で、少しこめかみに青筋が浮かぶ。だけれど、名乗っていなかった俺も俺であろう。苛つきは抑えられないが、落ち着いて●●にそれを伝えた。
「おい、俺は赤メッシュさんじゃない。KAITOだ。」
すると眉を下げて苦笑いをする。
「すみません、名前聞いてなかったので。かいとさんですね。」
●●は直ぐに、にっこり笑顔へと変わる。まあ納得は出来た。
「...ああ。」
少しツンケンした態度ではあるものの、返事を行った。●●は
「で!日程なんですけど、丁度3連休なのでどこかへ遊びに行こうという話をかもめさんと話してて。」
まさかの名前が出てきた。何故なら、かもめんと●●が話していた所をあまり見なかったから。それに、俺が2番目に信頼しているのはかもめんだから。よくよく考えてみると2番目って、何故こんな言葉が出てきたのかわからなかった。●●が来る前まではかもめんが1番信頼出来たはずなのに。こんな短期間で最も信頼を寄せる人が変わるなんてあるはずがない、と心の中で言い訳をして●●への返事をする事に集中した。
「遊びに...?あぁ、いいけど。どこに行くんだ?」
「パーソナルドリームってわかりますか...?」
「...え?」
『パーソナルドリーム』その場所は、俺が最後に触れ合った…もう、思い出す事すら億劫に感じる。頭の中からその思考を張り切って、?マークを浮かべていた●●の話を聞く事にした。
「あ、すみません。ここ、子供だけでも入れるところらしくって。いい感じの場所だし、いいかなって思ってて。かいとさん以外の許可降りたので行けるかなと。」
全員が許可を下ろしたという言葉に俺は引っかかる。俺が『パーソナルドリーム』に行きたくないと知っているのはなろっち…いや、彼には言うのを忘れていた。別に、あいつらが行きたいっていうんなら俺はどうでもいい。
「あぁ、あそこだな。行けるぞ。」
そう伝えると、ぱあああっ!と●●の顔が明るくなる。きゃっきゃと喜ぶ姿がなんとなく、散歩という言葉を聞いた瞬間、尻尾を振る犬のように見えた。
「ほんとですか!?ありがとうございます!今まで家族が言ってて羨ましいと思っていたので...!!」
今、少しばかり意味が深そうな言葉が●●の口から発せられた。発した本人である●●は気付いていないようだが。
_遊ぶ日当日_
「かいにゃん準備できた〜?...って、まだ着替えてもないのっ!?」
かもめんが驚いて俺を見る。まだパジャマのままだった俺の予想外の行動に狼狽していた。ぽけーっとテレビを見ていた俺は全くと言っていいほど『パーソナルドリーム』の事が頭になかった。
「...あ?え、今日だったか?」
「えぇ!?何いってんの、今日だよ?馬鹿になったの!?早く着替えて!!」
さりげなく酷い暴言を吐くかもめんは、俺を無理矢理外出をさせる為に準備をさせる。俺はされるがままで、いつのまにか準備が終わっていた。玄関のドアを開けると、駐車場に止められていた車の中に既にみんなが乗っていた。
「おお、中二病、やっと準備できたか。はよ車乗れ、サービスで俺が運転したるから。」
少しどころか大分頭に来た俺は、サムライの煽り文句に言い返すように、「おお、随分と上から目線だな、へっぽこザムライw」と笑う。煽り返されてイラっと来たのか、サムライも俺に向かってまた煽り返した。
「はぁ?へっぽこザムライってなんやねん、へっぽこ中二病。」
俺達の言い合いの間に割り込むように、●●の声が響く。
「あの...。そろそろ混む時間帯になるので行きましょ?」
ちょうど助手席に座っていた●●がサムライに向かって上目遣いをしながら言った。何故だかは知らないが、ダメージを喰らっていたサムライが車のエンジンをかけた。
「(´;ω;`)ウッ… おお、せ、せやな、みんな行くで〜!」
少しだけ、がたんがたんと揺れを感じながら俺達は『パーソナルドリーム』へと車を走らせた。
後編へ続きます。
心から気を許せる人。それは誰しも存在する人。この件から、俺にとっての心から気を許せる人はなろっちでも、サムライでも、のっきたんでも、そらちゃんでも、かもめんでもなく●●になった。
_数日前_
「赤メッシュさん。あの。今度の休日の日程の話なんですが。」
赤メッシュさんとは誰だ?と一瞬思うが、赤メッシュを入れているのなんて俺ぐらいだろう。イかれたとも言える名前で、少しこめかみに青筋が浮かぶ。だけれど、名乗っていなかった俺も俺であろう。苛つきは抑えられないが、落ち着いて●●にそれを伝えた。
「おい、俺は赤メッシュさんじゃない。KAITOだ。」
すると眉を下げて苦笑いをする。
「すみません、名前聞いてなかったので。かいとさんですね。」
●●は直ぐに、にっこり笑顔へと変わる。まあ納得は出来た。
「...ああ。」
少しツンケンした態度ではあるものの、返事を行った。●●は
「で!日程なんですけど、丁度3連休なのでどこかへ遊びに行こうという話をかもめさんと話してて。」
まさかの名前が出てきた。何故なら、かもめんと●●が話していた所をあまり見なかったから。それに、俺が2番目に信頼しているのはかもめんだから。よくよく考えてみると2番目って、何故こんな言葉が出てきたのかわからなかった。●●が来る前まではかもめんが1番信頼出来たはずなのに。こんな短期間で最も信頼を寄せる人が変わるなんてあるはずがない、と心の中で言い訳をして●●への返事をする事に集中した。
「遊びに...?あぁ、いいけど。どこに行くんだ?」
「パーソナルドリームってわかりますか...?」
「...え?」
『パーソナルドリーム』その場所は、俺が最後に触れ合った…もう、思い出す事すら億劫に感じる。頭の中からその思考を張り切って、?マークを浮かべていた●●の話を聞く事にした。
「あ、すみません。ここ、子供だけでも入れるところらしくって。いい感じの場所だし、いいかなって思ってて。かいとさん以外の許可降りたので行けるかなと。」
全員が許可を下ろしたという言葉に俺は引っかかる。俺が『パーソナルドリーム』に行きたくないと知っているのはなろっち…いや、彼には言うのを忘れていた。別に、あいつらが行きたいっていうんなら俺はどうでもいい。
「あぁ、あそこだな。行けるぞ。」
そう伝えると、ぱあああっ!と●●の顔が明るくなる。きゃっきゃと喜ぶ姿がなんとなく、散歩という言葉を聞いた瞬間、尻尾を振る犬のように見えた。
「ほんとですか!?ありがとうございます!今まで家族が言ってて羨ましいと思っていたので...!!」
今、少しばかり意味が深そうな言葉が●●の口から発せられた。発した本人である●●は気付いていないようだが。
_遊ぶ日当日_
「かいにゃん準備できた〜?...って、まだ着替えてもないのっ!?」
かもめんが驚いて俺を見る。まだパジャマのままだった俺の予想外の行動に狼狽していた。ぽけーっとテレビを見ていた俺は全くと言っていいほど『パーソナルドリーム』の事が頭になかった。
「...あ?え、今日だったか?」
「えぇ!?何いってんの、今日だよ?馬鹿になったの!?早く着替えて!!」
さりげなく酷い暴言を吐くかもめんは、俺を無理矢理外出をさせる為に準備をさせる。俺はされるがままで、いつのまにか準備が終わっていた。玄関のドアを開けると、駐車場に止められていた車の中に既にみんなが乗っていた。
「おお、中二病、やっと準備できたか。はよ車乗れ、サービスで俺が運転したるから。」
少しどころか大分頭に来た俺は、サムライの煽り文句に言い返すように、「おお、随分と上から目線だな、へっぽこザムライw」と笑う。煽り返されてイラっと来たのか、サムライも俺に向かってまた煽り返した。
「はぁ?へっぽこザムライってなんやねん、へっぽこ中二病。」
俺達の言い合いの間に割り込むように、●●の声が響く。
「あの...。そろそろ混む時間帯になるので行きましょ?」
ちょうど助手席に座っていた●●がサムライに向かって上目遣いをしながら言った。何故だかは知らないが、ダメージを喰らっていたサムライが車のエンジンをかけた。
「(´;ω;`)ウッ… おお、せ、せやな、みんな行くで〜!」
少しだけ、がたんがたんと揺れを感じながら俺達は『パーソナルドリーム』へと車を走らせた。
後編へ続きます。
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