登場人物は《？》と《？？》です。

[打消し]　　　　　　　[/打消し]

《？》

[斜体]「あぁ…、私って"[下線]最低[/下線]"だな。本当に‥」[/斜体]

私はただただ、古びた駅で列車と人を待っている。

列車は決まった時間に来るのだが《あの人》はまだ時間が掛かりそう。

そんな私にも最近お友達が出来たんだ！

《？？》

[斜体]「それにしても、ここは暗いのに居心地が良いな」[/斜体]

ここは時間を問わず常に夜並みに暗いのに気温は一定で過ごしやすい。

《？》

この人は大体…2年前？…まぁ大体それくらいから此処にやって来た。

(私の方が先輩！)　だなんて、考えたことはあったけど…。

別に嬉しい訳でもない。人によってはこれを悲しむ人もいるだろう。

《？？》

俺がアイツを待つ理由は色々あるが、助けることは不可だ。

出来ても観客席に座るのみ。所詮、その程度なのだ。

[斜体]「はぁーあ、最近まで楽しかったんだけどな…」[/斜体]

ため息を抑えながら少し愚痴を溢す。

《？》

種族が違いながらも、なんやかんやで２年ほど暮らしている。

でも‥、やっぱり気になるのは…

[中央寄せ][太字][斜体]「美味しかったのかな…目には見えないメロンパン」[/斜体][/太字][/中央寄せ]

何もないはずの空を見ながら涙を溢す。

やはり、[太字]《私の選択》[/太字]は正しかったのだろうか…。