文字サイズ変更

君になんで自覚できなかったんだろう

#4


ただ今算数の先生が出した謎のお隣さん数中。
「ねね、華麻さん。ここの問題がマジでわかんない、教えて」
そこは私が得意な難しい問題だった。
「え、まずここがこうなって・・・」
「え?なになに?」
私がノートに解説しながら書くと清水さんがよく見えないっぽく、顔を近づけてきた。
ち、近い・・・
「だからここがこうなるからここもこうなってこう!!」
自分なりには下手だったと思う、わかってもらえたかなと清水さんの顔のほうを見る。
「し、清水さん分かった?」
「全然わからなかった、わからない・・・」
グサッ
どう説明したらいいんだろう・・・

清水siten
悩んでいる華麻さん。今日もすごくカッコよくて素敵・・・!!
俺は清水 翔。只今絶賛清水さんに恋心を抱き中!!
席替えで清水さんと隣の席になれたし、しかも隣のイベントがあるなんて最高すぎるだろ!!
俺は小学生4年生に初めて恋というのを知った。
華麻さんは俺には及ばないほど頭がよくて学年1位を大体毎回平気でとっていて運動もできるほう、
何よりもスタイルがよくて顔立ちもいい。
俺なんかあんま勉強がいいとは言えないし、目つき悪いしちょっと怖いんだよな・・・
ただの運動バカみたいなやつだし
ここの問題は本当はわかっているけど質問して仲良くならないと・・・
それにしても説明すごくうまくて尊敬する・・・!

華麻siten
「えっと、もっかいわかりやすく解説するね。
 ここはこうなるの、そこはわかる?で、だからここはこうなってここはこう導き出せるじゃん?
 でここをパパーと計算したらいけるよ」
さっきよりかはうまくできたと思うんだけど・・・
解説を聞いた後の清水さんがそれを映してノートに書いていた。
なんかかっこいいな・・・
って!いけない。私は好きな人なんか作らないと心で誓っている。
そもそもこんな陽キャと私が釣り合うわけないしそもそも嫌われていると思うし
それにあの件もな・・・
そんな黒歴史を思い出しながら私も問題を解いていく。
「ねね、清水さん。この問題分かる?」
「えーこれは・・・ちょっと説明するね。下手だったらごめん」
「うん。」
「まずここがこうなんで○○の方式でこうなんだよ。そこからは○○の公式でやっていけばいけるよ。
 やり方がわかっていたらすぐ行けるやつだから」
説明がすごくうまかった。私とは比べ物にならないほど上手かった。
やっぱ天才って格が違うよね。これがコミュ力の差かぁ・・・

清水siten
うわ、説明失敗した。すんごい下手だった
だけど華麻さんはうんうんとうなずきながらノートをとっている。
下手なのに分かったのかな?
ていうか華麻さんの横顔きれいすぎて好き
本当に大好き!!

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

過去一ダントツで長いですw

2024/07/18 23:46

れさ ID:≫pp1J7n5BdpDTA
続きを執筆
小説を編集
/ 4

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL