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君になんで自覚できなかったんだろう

#2


「じゃあ順番にくじ引いてけ~」
くじを出席番号順に引いていく。私は20番だった
机を動かしていく。よく見てみると一番後ろでまた野々にからかわれそうだった。
そんなことを思いながら机を隣の人とつなげると隣は清水 翔だった。
身長が高くて勉強がよくできるほう、そして運動神経がよかった。まさに天才というやつだ。
「じゃーこれから六ヵ月隣になる人に自己紹介でもしとけー」
[大文字]どうしよう[/大文字]
たしか1年、4年、6年の時に一緒のクラスだったけど一切かかわったことがなくて気まずかった。
清水さんがじっとこっちを睨んでくる。
「え、えっと。私の名前は華麻 咲奈です!六か月間よろしくお願いします」
「俺の名前は清水 翔です。よろしく」
すごい無愛想で、少しむっとした。友達の前では笑いながらにこにこしてるのに・・・
[水平線]2時間目の最中・・・
「はーい!今日はせっかく席替えをしたみたいだし隣の人と問題を解く、
 お隣さん数をしましょう!!分からなかったら隣の人に聞くんだよ~」
こんな時に隣の人イベントかよ・・・
そう心底思いながらお隣さん数をする。
「ねね、華麻さん。ここの問題がマジでわかんない、教えて」
そこは私が得意な難しい問題だった。
「え、まずここがこうなって・・・」
「え?なになに?」
私がノートに解説しながら書くと清水さんがよく見えないっぽく、顔を近づけてきた。
ち、近い・・・
「だからここがこうなるからここもこうなってこう!!」
自分なりには下手だったと思う、わかってもらえたかなと清水さんの顔のほうを見る。
「し、清水さん分かった?」
「全然わからなかった、わからない・・・」




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作者メッセージ

眠いの一言に限る

2024/07/17 23:44

れさ ID:≫pp1J7n5BdpDTA
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