入れ替わりサイト
ジリジリと目覚まし時計のアラームが鳴る。
もう朝か、と起きる。
目を擦るとそこは見慣れた部屋だった。
戻ったのか。
良かった。無事に戻れて。
スマホを見るとアオイという人物のアカウントは見つからなかった。
再び、“入れ替わりサイト”を検索する。
そのサイトはしっかりあった。
ページを開く。
[中央寄せ][大文字][明朝体]入れ替わりサイト[/明朝体][/大文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][小文字]入れ替わりたい人はいますか?人間、動物、そしてアニメキャラクター。何でも入れ替われます。[/小文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]感想を書く[/下線][/太字][/中央寄せ]
特に前と変わらないが1つだけ変わっている。
“感想を書く”とは何だろう……?
私は気になりクリックした。
[中央寄せ][漢字]あなたのお名前[/漢字][ふりがな]ふりがな[/ふりがな] [漢字]平あい[/漢字][ふりがな]たいらあい[/ふりがな][/中央寄せ]
[中央寄せ][漢字]入れ替わった人のお名前[/漢字][ふりがな]ふりがな[/ふりがな] [漢字]露崎令[/漢字][ふりがな]つゆざきりょう[/ふりがな][/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]決定[/下線][/太字][/中央寄せ]
私は決定ボタンを押した。
[中央寄せ]相手に伝えたい事を書いてください。[/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]決定[/下線][/太字][/中央寄せ]
私はこう書いた。
「ありかとう」
と。
前までは令くんではなく友人の藤田さんや、クラスメイトなどの人に入れ替われば良かったのに、と思っていたが、令くんと入れ替わったおかげで、優しさなどを学ぶ事ができた。
私は決定ボタンを押した。
[中央寄せ][明朝体]ありがとうございました。[/明朝体][/中央寄せ]
「届いているといいな」と窓から見える青空に向かって言った。
[中央寄せ]◆[/中央寄せ]
目を覚ますとそこは本当の自分の部屋だった。
やはりここが落ち着く。
いつも通り、学校の準備をする。
準備し終わったので、朝のメールチェックをする。
すると、[太字]入れ替わりサイト[/太字]と太字で書かれているのがあった。
開くとこう表示された。
[中央寄せ]平あいさんからの返信です。[/中央寄せ]
[中央寄せ]「ありがとう」[/中央寄せ]
良かった。戻れたのか。
そう思う度に嬉しくなる。
普通に学校に行く。
見慣れた道路、見慣れた木々。
普通だけれど久々だからか新鮮だった。
「おはよ!」と後ろから声がした。
振り返ると藤田がいた。
「おはよう。藤田。」
といつものように挨拶をした。
「その挨拶の仕方、元に戻ったんだね!」と入れ替わりを知っているかのように言った。
「え、知ってるのか?」
「知ってるよー!平さんに教えてもらったんだ!」
俺は眉間にしわを寄せながら「周りには?」と言った。
「あ!大丈夫!誰にも言っていないから!」
本当なのか?と思い、教室に入った。
誰も「元に戻った」なんて言わない。
俺はほっとした。
「もし、また会ったら一緒にどこかに行こう。」
届くといいな、と思いながら教室の窓から見える空を見ながら、言った。
もう朝か、と起きる。
目を擦るとそこは見慣れた部屋だった。
戻ったのか。
良かった。無事に戻れて。
スマホを見るとアオイという人物のアカウントは見つからなかった。
再び、“入れ替わりサイト”を検索する。
そのサイトはしっかりあった。
ページを開く。
[中央寄せ][大文字][明朝体]入れ替わりサイト[/明朝体][/大文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][小文字]入れ替わりたい人はいますか?人間、動物、そしてアニメキャラクター。何でも入れ替われます。[/小文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]感想を書く[/下線][/太字][/中央寄せ]
特に前と変わらないが1つだけ変わっている。
“感想を書く”とは何だろう……?
私は気になりクリックした。
[中央寄せ][漢字]あなたのお名前[/漢字][ふりがな]ふりがな[/ふりがな] [漢字]平あい[/漢字][ふりがな]たいらあい[/ふりがな][/中央寄せ]
[中央寄せ][漢字]入れ替わった人のお名前[/漢字][ふりがな]ふりがな[/ふりがな] [漢字]露崎令[/漢字][ふりがな]つゆざきりょう[/ふりがな][/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]決定[/下線][/太字][/中央寄せ]
私は決定ボタンを押した。
[中央寄せ]相手に伝えたい事を書いてください。[/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]決定[/下線][/太字][/中央寄せ]
私はこう書いた。
「ありかとう」
と。
前までは令くんではなく友人の藤田さんや、クラスメイトなどの人に入れ替われば良かったのに、と思っていたが、令くんと入れ替わったおかげで、優しさなどを学ぶ事ができた。
私は決定ボタンを押した。
[中央寄せ][明朝体]ありがとうございました。[/明朝体][/中央寄せ]
「届いているといいな」と窓から見える青空に向かって言った。
[中央寄せ]◆[/中央寄せ]
目を覚ますとそこは本当の自分の部屋だった。
やはりここが落ち着く。
いつも通り、学校の準備をする。
準備し終わったので、朝のメールチェックをする。
すると、[太字]入れ替わりサイト[/太字]と太字で書かれているのがあった。
開くとこう表示された。
[中央寄せ]平あいさんからの返信です。[/中央寄せ]
[中央寄せ]「ありがとう」[/中央寄せ]
良かった。戻れたのか。
そう思う度に嬉しくなる。
普通に学校に行く。
見慣れた道路、見慣れた木々。
普通だけれど久々だからか新鮮だった。
「おはよ!」と後ろから声がした。
振り返ると藤田がいた。
「おはよう。藤田。」
といつものように挨拶をした。
「その挨拶の仕方、元に戻ったんだね!」と入れ替わりを知っているかのように言った。
「え、知ってるのか?」
「知ってるよー!平さんに教えてもらったんだ!」
俺は眉間にしわを寄せながら「周りには?」と言った。
「あ!大丈夫!誰にも言っていないから!」
本当なのか?と思い、教室に入った。
誰も「元に戻った」なんて言わない。
俺はほっとした。
「もし、また会ったら一緒にどこかに行こう。」
届くといいな、と思いながら教室の窓から見える空を見ながら、言った。