入れ替わりサイト
目が覚めると、俺は見慣れない部屋にいた。
周りを見ると女性の部屋だということが分かる。
体に違和感があり、見ると髪が長かった。
「え⁉︎」
驚きのあまり、俺は声を出した。
──え?
この声は俺の声じゃない。高い声だ。
近くにあった姿見で自分を見る。
そこには俺と同じ歳ぐらいの女性が映っていた。
鏡に映る自分は、記憶にある直線的なラインを失っていた。
まさか、入れ替わった?
この人は誰なのか。
俺は気になり、勉強机の上にあったノートを見た。
[太字]2−B 平 あい[/太字]
「平 あい……」
呟いてみたが、聞いたことのない名前──知らない人だ。
「あいー? ご飯だよー」
そう[漢字]平 あい[/漢字][ふりがな]俺[/ふりがな]を呼ぶのはきっと彼女の母だ。
「はーい。」
俺は駆け足でダイニングに行った。
朝食を食べていると、平あいの母がこちらをまじまじと見つめている。
「え?」
「いや、沢山食べて驚いちゃった」と母が言い、「沢山食って背を伸ばせ」と父が言った。
「あ、うん」
彼女は普段、どのくらいの量を食べているのか。どういう人なのか。
──もし、俺が入っているということを知られたら。
ここで暮らすことが少し怖く感じた。
朝食を食べたあと、身支度をして適当な時間に家を出た。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
何事もなく、学校に着いた。
俺は安堵のため息を漏らす。
「あいー。おはよー」
平 あいの友達だろうか。
まず、名前を知りたい。そう思い、つい「誰?」と訊いてしまった。
「え? 忘れたの? [漢字]杜 爽加[/漢字][ふりがな]もり さやか[/ふりがな]だよ」
彼女は一瞬驚いたが、すぐに答えてくれた。
「ってかどうしたのー? 元気ないじゃん」
「あ、いや、何でもない」
本当のことは絶対に言えない。
いや、入れ替わったとは言い切れない。だが、とても気になる。
「あのさ、入れ替わりって信じる?」
俺は思い切って言ってみた。
「んー。信じないけど、そういうサイトはあるらしいね」
サイト……?
「サイト?」
「うん。“入れ替わりサイト”って言うんだけど」
「ぱ、パソコン、持ってる?」
文末に“か”をつけるところだった。
俺は癖で「ーか?」と言ってしまう。
「パソコン? パソコン室ならあるけど……」
「どこ?」
「忘れたの? あそこを右で、図書室を左に曲がるとあるよ」
「ありがとう」
俺はすぐにパソコン室へ向かった。
『入れ替わりサイト』
「これだ!」
[中央寄せ][大文字][明朝体]入れ替わりサイト[/明朝体][/大文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][小文字]入れ替わりたい人はいますか?人間、動物、そしてアニメキャラクター。何でも入れ替われます。[/小文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]やってみる[/下線][/太字][/中央寄せ]
「何これ……」
少し不気味だったが、俺はやってみることにした。
[中央寄せ][明朝体]エラーが発生しました。もう一度お試しください。[/明朝体][/中央寄せ]
と表示されてしまった。
「何で……?」
もしかしたら、俺は二度と戻れないかもしれない。
誰がやったのか……。
どうしよう。
俺は焦った。
周りを見ると女性の部屋だということが分かる。
体に違和感があり、見ると髪が長かった。
「え⁉︎」
驚きのあまり、俺は声を出した。
──え?
この声は俺の声じゃない。高い声だ。
近くにあった姿見で自分を見る。
そこには俺と同じ歳ぐらいの女性が映っていた。
鏡に映る自分は、記憶にある直線的なラインを失っていた。
まさか、入れ替わった?
この人は誰なのか。
俺は気になり、勉強机の上にあったノートを見た。
[太字]2−B 平 あい[/太字]
「平 あい……」
呟いてみたが、聞いたことのない名前──知らない人だ。
「あいー? ご飯だよー」
そう[漢字]平 あい[/漢字][ふりがな]俺[/ふりがな]を呼ぶのはきっと彼女の母だ。
「はーい。」
俺は駆け足でダイニングに行った。
朝食を食べていると、平あいの母がこちらをまじまじと見つめている。
「え?」
「いや、沢山食べて驚いちゃった」と母が言い、「沢山食って背を伸ばせ」と父が言った。
「あ、うん」
彼女は普段、どのくらいの量を食べているのか。どういう人なのか。
──もし、俺が入っているということを知られたら。
ここで暮らすことが少し怖く感じた。
朝食を食べたあと、身支度をして適当な時間に家を出た。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
何事もなく、学校に着いた。
俺は安堵のため息を漏らす。
「あいー。おはよー」
平 あいの友達だろうか。
まず、名前を知りたい。そう思い、つい「誰?」と訊いてしまった。
「え? 忘れたの? [漢字]杜 爽加[/漢字][ふりがな]もり さやか[/ふりがな]だよ」
彼女は一瞬驚いたが、すぐに答えてくれた。
「ってかどうしたのー? 元気ないじゃん」
「あ、いや、何でもない」
本当のことは絶対に言えない。
いや、入れ替わったとは言い切れない。だが、とても気になる。
「あのさ、入れ替わりって信じる?」
俺は思い切って言ってみた。
「んー。信じないけど、そういうサイトはあるらしいね」
サイト……?
「サイト?」
「うん。“入れ替わりサイト”って言うんだけど」
「ぱ、パソコン、持ってる?」
文末に“か”をつけるところだった。
俺は癖で「ーか?」と言ってしまう。
「パソコン? パソコン室ならあるけど……」
「どこ?」
「忘れたの? あそこを右で、図書室を左に曲がるとあるよ」
「ありがとう」
俺はすぐにパソコン室へ向かった。
『入れ替わりサイト』
「これだ!」
[中央寄せ][大文字][明朝体]入れ替わりサイト[/明朝体][/大文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][小文字]入れ替わりたい人はいますか?人間、動物、そしてアニメキャラクター。何でも入れ替われます。[/小文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][太字][下線]やってみる[/下線][/太字][/中央寄せ]
「何これ……」
少し不気味だったが、俺はやってみることにした。
[中央寄せ][明朝体]エラーが発生しました。もう一度お試しください。[/明朝体][/中央寄せ]
と表示されてしまった。
「何で……?」
もしかしたら、俺は二度と戻れないかもしれない。
誰がやったのか……。
どうしよう。
俺は焦った。