入れ替わりサイト
数日後、私はネットで『入れ替わりサイト』と検索してみた。
だが、『お探しのページは見つかりませんでした』と表示されるだけだった。
「な、何で……」
掲示板を探したが、そのような回答は見つからなかった。
「ねー何見てるの?」と
「いや、何でもない。」藤田さんが来た。
「まさか[漢字]H[/漢字][ふりがな]エッチ[/ふりがな]なサイトとか?」
藤田さんがニヤニヤしながら言うから。
「そんなの見る訳ないじゃん」
塩対応っぽくなってしまった。
周りがしんと静かになった。
「あ、あの」と私は口を開いた。
「ん? 何?」相変わらず藤田さんは元気で、明るい。
私は真剣な顔をして「入れ替わりって信じる?」と言った。
急に変な事を言ってしまったことに後悔しているが、訊きたかった。他の人の意見を。
「え……?」
急に変な事を言ってしまったためか、明るく、元気な藤田さんも黙った。
「いや、その、ネットでそういうのを見たから……」と私は慌てて付け足した。
藤田さんは俯き、それから顔を上げ、「そんなの嘘に決まってるじゃん!」といつもの笑顔で言った。
やっばりそうだよね。信じる人なんていないだろう。だけど本当の事を話したい。でも、話せる人がいない。
藤田さんは広めそうだし、お母さんは信じてくれなさそうだし……
あー。どうしよう。
私は両手で頭をかいた。
あのサイトはもう無くなったみたいだ。このままじゃ戻れない。
「──ふふ」
「平あいはどうなるんでしょうね」
だが、『お探しのページは見つかりませんでした』と表示されるだけだった。
「な、何で……」
掲示板を探したが、そのような回答は見つからなかった。
「ねー何見てるの?」と
「いや、何でもない。」藤田さんが来た。
「まさか[漢字]H[/漢字][ふりがな]エッチ[/ふりがな]なサイトとか?」
藤田さんがニヤニヤしながら言うから。
「そんなの見る訳ないじゃん」
塩対応っぽくなってしまった。
周りがしんと静かになった。
「あ、あの」と私は口を開いた。
「ん? 何?」相変わらず藤田さんは元気で、明るい。
私は真剣な顔をして「入れ替わりって信じる?」と言った。
急に変な事を言ってしまったことに後悔しているが、訊きたかった。他の人の意見を。
「え……?」
急に変な事を言ってしまったためか、明るく、元気な藤田さんも黙った。
「いや、その、ネットでそういうのを見たから……」と私は慌てて付け足した。
藤田さんは俯き、それから顔を上げ、「そんなの嘘に決まってるじゃん!」といつもの笑顔で言った。
やっばりそうだよね。信じる人なんていないだろう。だけど本当の事を話したい。でも、話せる人がいない。
藤田さんは広めそうだし、お母さんは信じてくれなさそうだし……
あー。どうしよう。
私は両手で頭をかいた。
あのサイトはもう無くなったみたいだ。このままじゃ戻れない。
「──ふふ」
「平あいはどうなるんでしょうね」