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ぼっちケーション

#7


「ええ!? 何で!?」
「破廉恥……!」
 失敬な。スク水をオーダーしただけですよ俺は。
 そう。俺が使えた魔法は《アクアパラダイス》。水の加護もといプールの加護を受け取れる魔法なのだ!
 まあ、つまり……目の前にスク水姿の2人が立っています。実にいいですね。何がとは言わないけど。
「ええーー? 今体育の時間じゃないけど……」
「そう言う問題ではありません」
「私泳げるから補習もないと思う!」
「そう言う問題でもありません」
「っていうか聚楽ちゃんスク水可愛いね~~」
「部長は危機感がなさすぎます」
「ほえ?」
 うむ。善きかな善きかな。
「魔法……マジで使えてビックリしています」
 俺が感嘆の息を漏らしていると、桜川先輩がニコリと微笑む。
「聚楽ちゃんが補助魔法使ったからね~~」
「補助魔法っすか」
「うん。対象に向けて魔力をブーストするんだ~~。失敗したらえらいこっちゃだけど」
「俺にはその適性があったと」
「そゆこと~~」
「あの……この状況で普通に会話しないでもらえますか?」
 もじもじと太腿を擦りあわせる真壁さんスク水バージョン。ちなみにスク水って旧と新があるけど、どっちもいい。今2人が着てるのは桜川先輩が旧の方で真壁さんが新の方である。
「この魔法って持続可能時間ってどうなってるんだろう……」
 俺がボソリと呟くと、
「魔力の保有量によって違うよ~~」
 MPみたいなもんか。桜川先輩の説明に納得する俺。ふむふむ。
「大月君は……相当の魔力量を保持してますね。やたらと解像度高いし」
 いや~それほどでも。てれてれ。俺が右手を頭に置いて照れていると「褒めてません」と一喝された。心が読めるのかい?

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

いいね嬉しいですありがとうございます! 気持ちいいね! スク水もありがとうございます!

2024/09/20 12:20

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