ぼっちケーション
「いくぜ! スキンラバーアターーーーーーック!」
俺は手の平から肌色の魔力をかき集める。
「おお~手の平と同じ色だね~」
桜川先輩は俺の手の平を見つめて、そう呟く。
「というか魔法名からしてヤバそうなのですが」
真壁さんは俺の手の平から警戒の色を感じ取る。
まあ、仕上げはご覧じろってやつだ。
「うおりぃやあー! あちっつめたっあちっつめたっあちっつめたっ」
俺はスキンラバーアタックでカフェオーレヒートアンドアイスをつかんで右、左とお手玉する。
「うおおおおお!」
肌色よ、俺に力を!
「うおおおおおおおおおお!」
カッ! とカフェオーレヒートアンドアイスが爆散した。し、失敗か……?
「!?」
真壁さんが何かに気付いたようにバッ! と身体を抱えた。どったの? 顔なんか赤ーけど。
「どうしたの~聚楽ちゃん?」
桜川先輩がコテンと首を傾げる。うんうん。
真壁さんは唇をワナワナさせながら俺に言った。
「大月君……今すぐ魔法を解除してください」
「え?」
「さもなくば……凍てつかせますよ」
「はいいいいいいいいいい!」
なんか殺気すげえんだけど! ちびるわ!
「キャンセーーーーーールなあ!」
俺は慌ててスキンラバーアタックを解除した。さらば肌色の魔力よ!
「ふう……」
真壁さんがほっとしたように息をつく。そしてすぐさま俺の右ポケットを睨みつける。
「な、何すか?」
「大月君……。その右ポケットに入っているものを出してください」
げげっ。
「断る」
俺は秒で答えた。いくら聚楽たその頼みでもこればっかりは……。
「なんかよく分かんないけどお願い! 見せてあげてくれないかな大月君!」
パン! と手を合わせ俺に頼み込む桜川先輩。うぐぐっ!
「大方予想はつきますが……」
真壁さんが氷の魔力のオーラを放出させる。
「なんか聚楽ちゃん激おこぷんぷん丸?」
桜川先輩が首を傾げる。つーか激おこぷんぷん丸懐かしい~~。
「部長気付きませんでしたか?」
「ほえ?」
ほえ? 桜川先輩と俺は同時に可愛らしい声を上げた。あ、俺は心の中で。
俺は手の平から肌色の魔力をかき集める。
「おお~手の平と同じ色だね~」
桜川先輩は俺の手の平を見つめて、そう呟く。
「というか魔法名からしてヤバそうなのですが」
真壁さんは俺の手の平から警戒の色を感じ取る。
まあ、仕上げはご覧じろってやつだ。
「うおりぃやあー! あちっつめたっあちっつめたっあちっつめたっ」
俺はスキンラバーアタックでカフェオーレヒートアンドアイスをつかんで右、左とお手玉する。
「うおおおおお!」
肌色よ、俺に力を!
「うおおおおおおおおおお!」
カッ! とカフェオーレヒートアンドアイスが爆散した。し、失敗か……?
「!?」
真壁さんが何かに気付いたようにバッ! と身体を抱えた。どったの? 顔なんか赤ーけど。
「どうしたの~聚楽ちゃん?」
桜川先輩がコテンと首を傾げる。うんうん。
真壁さんは唇をワナワナさせながら俺に言った。
「大月君……今すぐ魔法を解除してください」
「え?」
「さもなくば……凍てつかせますよ」
「はいいいいいいいいいい!」
なんか殺気すげえんだけど! ちびるわ!
「キャンセーーーーーールなあ!」
俺は慌ててスキンラバーアタックを解除した。さらば肌色の魔力よ!
「ふう……」
真壁さんがほっとしたように息をつく。そしてすぐさま俺の右ポケットを睨みつける。
「な、何すか?」
「大月君……。その右ポケットに入っているものを出してください」
げげっ。
「断る」
俺は秒で答えた。いくら聚楽たその頼みでもこればっかりは……。
「なんかよく分かんないけどお願い! 見せてあげてくれないかな大月君!」
パン! と手を合わせ俺に頼み込む桜川先輩。うぐぐっ!
「大方予想はつきますが……」
真壁さんが氷の魔力のオーラを放出させる。
「なんか聚楽ちゃん激おこぷんぷん丸?」
桜川先輩が首を傾げる。つーか激おこぷんぷん丸懐かしい~~。
「部長気付きませんでしたか?」
「ほえ?」
ほえ? 桜川先輩と俺は同時に可愛らしい声を上げた。あ、俺は心の中で。