文字サイズ変更

ぼっちケーション

#22


 休日の公園の昼下がりって人が結構いるんだよな。ジョギングしているお姉さん、犬の散歩をしている爺さん、イチャイチャしているバカップル等々。
 そんな中で俺はと言うと……。
「いっくよ~! 燃え盛れ! 太陽の名の下に! ファイアーボール!」
「行きます。アイスニードル!」
 ファイアーボールをメラメラ~と放出するは桜川先輩。アイスニードルをシュババ! と飛び出させるは真壁さん。
「ばっちこおーーーーーーい!」
 そして俺は防御魔法を展開して待ち受けています。
 ズガガガガガガガ! ドガガガガガガガガガ!
 多い多い多い! 結界張ってるからつったって飛ばしすぎじゃねえか?
「だいじょぶー? 大月君ー?」
 桜川先輩が俺に手を振りながら声を掛けてくる。大丈夫だよマイエンジェル。
「朽ち果てましたか?」
 真壁さんが可愛らしく首をコテンとしながら言う。セリフ当てミスってね?
「ふい~何とか持ちこたえやした~」
 どんなもんじゃい! 俺はサイドチェストのポーズをする。ちなみに防御魔法は〖バリア〗っつー名前で単に攻撃を防ぐ代物。〖リフレクター〗っつーのもあってそれは魔法を反射しちゃうっていう代物だ。桜川先輩にさっき教えてもらっちゃったん。
「おお~。大月君耐久力あるねー! 男らしいよ!」
 桜川先輩が俺を褒めてくれる。俺を男として意識してくれるんすか?
「やりますね。次からはちょっと本気でいかせていただきましょう」
 真壁さんが俺を見て氷ニヤリする。あるぅえ? 今の手加減してたにょん?
「とことんやったりますよ!」
 俺はいいとこ見せますアピールを継続中だ。
「じゃあ、やろっか聚楽ちゃん!」
「ええ。灼熱と極寒の地獄を味わわせてあげましょう」
 何だか楽しげなお二人に俺は冷や汗をタラリ。
「お、お手柔らかにお願いしや~す」
「燃え盛れ! 太陽の名の下に! 燃え広がれ! 紅蓮の心を持って! ビッグファイアーボール!」
「サウザンドアイスニードル」
 ボボボボボ~! ジャキジャキジャキ!
 え~と、まあ軽く説明すっとね?
 桜川先輩が巨大な火の玉作って~。
 真壁さんが多分千本ある氷柱をこちらに向けている状態。これだけでも十分すんげーけど、まさかこれを?
「「合体!」」
 息の合った掛け声で桜川先輩と真壁さんが複合魔法を発動する!
「「ビッグサウザンドイフリート!!」」
 炎と氷柱が合わさったやべー代物だ。受け止めきれんのか俺? まあ、やれるだけやってみるか。

作者メッセージ

ビッグサウザンドイフリートやばいって。まあ、やれるだけやってみるとしますか。次回に続きます~。

2024/12/14 13:25

トモットモ ID:≫tpVPKPR/NPmXg
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 26

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL