ぼっちケーション
まあ最初に言っておくけんど、俺は2人を助けたくて無我夢中で飛び込んだのであって、決して下心なんつーのは……まあ、ちょびっとはあったかにゃ?
「あいたたた……ってキャア!」
おお、おにゃのこらしい反応あざっす桜川先輩。
「魔力の欠乏による弊害が……はっ!」
まあ、びっくりはするよな、この状況。ね? 真壁さん。
「むぐぐ……」
俺は、今、なんと……お二人の下敷きになってま~~~~~~~~~~す。
俺が地面に仰向けで、右に桜川先輩。左に真壁さん。綺麗にのしかかってまーす。
手は自然と腰回りに。てか下敷きにされてっから動かせねーんだよな。
「ご、ご、ご、ゴメンね大月君!」
慌てたように叫ぶ桜川先輩。むしろありがとうございます。
「す、すみません。大月君。この破廉恥な手つきを収めてくれますか」
身を捩らせながら言う聚楽たそ。下敷きで動かせないんだっちゅーの。
「お、お二人とも、とりあえず起き上がりましょうか?」
とは言いつつも俺としてはもう少しこのまま続けるのもやぶさかではないぞよ?
「よっこいせっと」
桜川先輩が気合を入れて起き上がる。ああ~右の温もりが~。
「んしょ」
真壁さんが華麗にスクッと立ち上がる。ああ~左の温もりが~。
俺は、一時の寂しさを感じつつも何のこれしきって感じで足を上げる。
「よっ、と」
んで、勢いつけてダイナミックに直立だ。やだ、俺かっこいい!
「あれ? あれれ?」
桜川先輩が何かに気付いた声を出す。
「っ! まさかそんな事って……!」
真壁さんがはっと俺に顔を向ける。
「なんかどっと疲れきた~」
俺は、膝に手を当て、うへ~と息をつく。
そう、2人は俺の魔法にかかったのだ。なんかニヤリ。内容としては――
「魔力回復してる!」
桜川先輩がマ!? みたいな感じで驚いた。
「はい。大分回復……してますね。マ? って感じです」
聚楽たそも使ったな、マを。
そう、俺が使った魔法は〖リカバリータッチ〗。魔力回復魔法だ。成功して良かった良かった。
「まあ、でも、これは触らないと発動しね~んだよなあ……」
俺はそうぼやく。だって考えてもみそ? このリカバリータッチっつー魔法……おにゃのこのお身体に触れないといけねーんだぜ? いや無理ゲーすぎんだろ!?
だからまあ、イメージはしつつも、使い所あっかな~? とは思っていたんだが……。
「ありがとう! 大月君! スッゴく体軽いよ!」
桜川先輩は両肩をグルグルグル~~と回している。いや、凄えな。大車輪みたいになってらあ。
「感謝します。大月君。破廉恥なあの手つきはどうかと思いましたが」
おいおいそんな照れずに俺の魔法テクニックの虜になっちゃってもいいんだぜ。聚楽たそ?
まあ、なんだかんだ今日最後の最後で見せ場があったと思う俺だ。よっしゃあ!
「あいたたた……ってキャア!」
おお、おにゃのこらしい反応あざっす桜川先輩。
「魔力の欠乏による弊害が……はっ!」
まあ、びっくりはするよな、この状況。ね? 真壁さん。
「むぐぐ……」
俺は、今、なんと……お二人の下敷きになってま~~~~~~~~~~す。
俺が地面に仰向けで、右に桜川先輩。左に真壁さん。綺麗にのしかかってまーす。
手は自然と腰回りに。てか下敷きにされてっから動かせねーんだよな。
「ご、ご、ご、ゴメンね大月君!」
慌てたように叫ぶ桜川先輩。むしろありがとうございます。
「す、すみません。大月君。この破廉恥な手つきを収めてくれますか」
身を捩らせながら言う聚楽たそ。下敷きで動かせないんだっちゅーの。
「お、お二人とも、とりあえず起き上がりましょうか?」
とは言いつつも俺としてはもう少しこのまま続けるのもやぶさかではないぞよ?
「よっこいせっと」
桜川先輩が気合を入れて起き上がる。ああ~右の温もりが~。
「んしょ」
真壁さんが華麗にスクッと立ち上がる。ああ~左の温もりが~。
俺は、一時の寂しさを感じつつも何のこれしきって感じで足を上げる。
「よっ、と」
んで、勢いつけてダイナミックに直立だ。やだ、俺かっこいい!
「あれ? あれれ?」
桜川先輩が何かに気付いた声を出す。
「っ! まさかそんな事って……!」
真壁さんがはっと俺に顔を向ける。
「なんかどっと疲れきた~」
俺は、膝に手を当て、うへ~と息をつく。
そう、2人は俺の魔法にかかったのだ。なんかニヤリ。内容としては――
「魔力回復してる!」
桜川先輩がマ!? みたいな感じで驚いた。
「はい。大分回復……してますね。マ? って感じです」
聚楽たそも使ったな、マを。
そう、俺が使った魔法は〖リカバリータッチ〗。魔力回復魔法だ。成功して良かった良かった。
「まあ、でも、これは触らないと発動しね~んだよなあ……」
俺はそうぼやく。だって考えてもみそ? このリカバリータッチっつー魔法……おにゃのこのお身体に触れないといけねーんだぜ? いや無理ゲーすぎんだろ!?
だからまあ、イメージはしつつも、使い所あっかな~? とは思っていたんだが……。
「ありがとう! 大月君! スッゴく体軽いよ!」
桜川先輩は両肩をグルグルグル~~と回している。いや、凄えな。大車輪みたいになってらあ。
「感謝します。大月君。破廉恥なあの手つきはどうかと思いましたが」
おいおいそんな照れずに俺の魔法テクニックの虜になっちゃってもいいんだぜ。聚楽たそ?
まあ、なんだかんだ今日最後の最後で見せ場があったと思う俺だ。よっしゃあ!
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