ぼっちケーション
ビニコンを出て、俺達は段々薄暗くなってきた外をブラブラしている。
「はむはむ。美味し~~」
桜川先輩は肉まんをはむはむと頬張っている。え、可愛よお姉さん。
「もにゅもにゅ。美味ですね」
真壁さんはグミをもにゅもにゅと食べている。何この可愛い生き物。
「ガフガフ。そっすね」
そして俺はアメリカンドッグをがっついている。マスタードとケチャップの相性神すぎんだろ。
「今日どうだった? 大月君」
桜川先輩はチラリと俺を見る。
「お二人ともめちゃめちゃきゃわいかったっす!」
「そういう事ではありません」
俺がハキハキと答え、真壁さんがフルフルと首を振る。んだよ。ホントは嬉しいくせに~。
「魔法部って基本こうやって魔法をどんどん探していくんだよね~~」
フガフガと2個目の肉まんをパクつきながら、桜川先輩が言う。食うの早えなオイ。でもきゃわわ~。
「その魔法を魔法事典に登録して、日々研究に役立てています」
モーニュモーニュとじっくりグミを食しながら真壁さんが説明を付け加える。食うの遅えなオイ。だがそれもイイ。
「へえ~、そうなんすね」
俺が唐揚げをガツガツしていると、桜川先輩はフガフガしながら言う。
「今は大月君は仮入部扱いだからすぐにやめるなら今の内だよ~~。やっぱり大変なことも多いからね~~」
「人数不足は否めません。ただ、強制も出来ません」
桜川先輩と真壁さんはどこか諦観の表情をしていらっしゃる。おいおいガフガフ俺をガフガフ誰だと思ってんだガフガフ? つか唐揚げ、んめえなオイ。
「俺、魔法部で活動したいっす」
2人が俺の方を向く。
「まあ、そりゃ、てえへんな事もあるんだとは思いますけど……。俺、魔法に魅せられちゃったんで!」
「……そっか!」
「……そうですか」
2人は何だか安心? したようなほっとした表情を浮かべた。すると、
「あっ!」
桜川先輩がちょっとある段差につま先を引っ掛け、
「……っ!」
真壁さんが突然フラリとバランスを崩す。
「あ、危ないっ!」
俺は咄嗟に2人のもとへと飛び込み、とある魔法を発動した!
「はむはむ。美味し~~」
桜川先輩は肉まんをはむはむと頬張っている。え、可愛よお姉さん。
「もにゅもにゅ。美味ですね」
真壁さんはグミをもにゅもにゅと食べている。何この可愛い生き物。
「ガフガフ。そっすね」
そして俺はアメリカンドッグをがっついている。マスタードとケチャップの相性神すぎんだろ。
「今日どうだった? 大月君」
桜川先輩はチラリと俺を見る。
「お二人ともめちゃめちゃきゃわいかったっす!」
「そういう事ではありません」
俺がハキハキと答え、真壁さんがフルフルと首を振る。んだよ。ホントは嬉しいくせに~。
「魔法部って基本こうやって魔法をどんどん探していくんだよね~~」
フガフガと2個目の肉まんをパクつきながら、桜川先輩が言う。食うの早えなオイ。でもきゃわわ~。
「その魔法を魔法事典に登録して、日々研究に役立てています」
モーニュモーニュとじっくりグミを食しながら真壁さんが説明を付け加える。食うの遅えなオイ。だがそれもイイ。
「へえ~、そうなんすね」
俺が唐揚げをガツガツしていると、桜川先輩はフガフガしながら言う。
「今は大月君は仮入部扱いだからすぐにやめるなら今の内だよ~~。やっぱり大変なことも多いからね~~」
「人数不足は否めません。ただ、強制も出来ません」
桜川先輩と真壁さんはどこか諦観の表情をしていらっしゃる。おいおいガフガフ俺をガフガフ誰だと思ってんだガフガフ? つか唐揚げ、んめえなオイ。
「俺、魔法部で活動したいっす」
2人が俺の方を向く。
「まあ、そりゃ、てえへんな事もあるんだとは思いますけど……。俺、魔法に魅せられちゃったんで!」
「……そっか!」
「……そうですか」
2人は何だか安心? したようなほっとした表情を浮かべた。すると、
「あっ!」
桜川先輩がちょっとある段差につま先を引っ掛け、
「……っ!」
真壁さんが突然フラリとバランスを崩す。
「あ、危ないっ!」
俺は咄嗟に2人のもとへと飛び込み、とある魔法を発動した!
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