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この小説に登場する人物・団体・事件等は、全て架空のものです。

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スノードロップ、そしてマリーゴールドへ

#31


「ん、コレ1年のプロフィール」

「あざす」

先輩は、俺に3人のプロフィールを渡すと、すぐに報告書へ目を移す。あまり進んでいないようだ。
俺も1枚目にざっと目を通す。

「…え、五条ってあの、…御三家の?」

「そ。六眼、持ってんだよね、その子」

「あ、無下限呪術の…。数百年ぶりらしいですね」

「君は実に勤勉でよろしい」

「五条家、禪院家、加茂家。この中で1番まともな教育をしてるのは五条家だよ」

「そうなんですか?禪院って大分しっかりしてるイメージありますけど」

「んー…[漢字]九条家[/漢字][ふりがな]ウチ[/ふりがな]と同じで実力第一の家系だから、呪術戦においては強いかもしれない。ただね」

「ちょー封建的な家なの。男尊女卑なんてもんも残ってやがる。[漢字]禪院家[/漢字][ふりがな]あそこ[/ふりがな]の内部となんて絡めば腐敗してんのがよく分かるよ」

「腐敗って…。先輩、なんか禪院家に滅茶苦茶あたり強くないすか?」

「…ま、色々あったのよ。それはそうとして」

「他の2人も驚きだよ」

五条悟と書いてある紙をめくると、夏油傑と書いてある紙が姿を現した。

いや、まさか。


「一般の出で1級って…」

「まー異質だよね。女の子も見てみ」

パラ

「…ちょっと待って…」

「ね?驚きだろ?」

「反転術式のアウトプットとかヤバ……」

才能の暴力から目を背けようと時計を見やる。

「…あ、そろそろですかね」

「だね。じゃ、行こっか」

夜蛾さんの話も終わった頃だろう。
この後、新入生歓迎会をしようという話になっていた。もうそろそろ、その準備へ向かう時間だ。

ガラガラガラ

「ははっ、今年の1年も豊作だよね〜。儲けたなぁ」

「他に言い方あるでしょ…しかも、なに儲けようとしてんすか」

と軽く先輩の頭ににチョップをいれた。

「いでっ」

「じゃ、俺先行きますよー」

「いや先輩を待ってくれー」

「ハイハイ」

報告書の山を片付ける先輩を、ドアにもたれたまま何となく眺める。

「全く、なんでそんな生意気になったのやら」と言いながら先輩がこっちに足を向けた。

「アンタのおかげですよ、九条先輩(笑)」

「なんだと〜?」

今度は俺が先輩のチョップを食らうことになった。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

テスト期間なのでしばらくお休みします…。
でも気が向いたら書きます☆

2024/11/14 22:56

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