文字サイズ変更

幽霊教室203号室【Season1】

#8


土曜日の夜、授業は算数。
飯盛「円の面積の求め方はわかるかな?」
敦「えーと、なんだろう・・・」
芽衣「長さは確か、直径✖️3,14・・・」
彰人「じゃあなんだぁ?」
咲良「やっぱりわかんないわ。」
飯盛「正解は、半径✖️半径✖️3,14なんだ!」
彰人「なーんやそれっ。」
芽衣「へえー!そうなんだぁ!」
敦「これで知識が増えたな。」
咲良「ノートにまとめておかないと!」
みんなが成長してくれて、とても嬉しく思う。
このまま、卒業して欲しいな。
そうして、1日目の授業が終了した。
飯盛「みんな、よく頑張った。夜ご飯にしよう。」
芽衣「でも、お金残ってるの?」
そう聞くと、飯盛はニヤリと笑った。
飯盛「アレックスには感謝してるよぉ・・・!」
敦「最低だな。」
咲良「やり方の手口が詐欺師よね。」
飯盛「嘘だよ!ちゃんと許可取ってるよ!」
芽衣「本当だったら呪ってたわw」
彰人「本当だなw」
そうして、夜ご飯を買いに行き、家に戻った。
飯盛「そういえば、新聞が入ってたな。」
咲良「なになにー?見ようよ!」
飯盛「ちょっと待ってね・・・」
その新聞には、こんな内容が書いていた。
・小学校6年生児童4人誘拐殺人事件から12年。
 鹿児島監獄から犯人が脱獄しても、12年経った。
 あの犯人は、今は何をしているのか!?
飯盛「・・・・・・・」
芽衣「ね、何書いてたの?」
その瞬間、飯盛はすぐに新聞を破った。
ビリッ、ビリビリ、ビリッ・・・
敦「え?ええ?何してるの?」
飯盛「これで、いいんだ、これで・・・・・」
思い出したくない、もういいよ。
辛い思いは散々だ。
飯盛「・・・みんな、ご飯にしよう。お腹が空いたよ。」
芽衣「先生・・・?」
今日の先生、ちょっとおかしい・・・?
夜ご飯中・・・
飯盛「ねえ、ちょっと生々しい質問してもいいかい?」
彰人「え?まあ、うん・・・」
飯盛「その、犯人の特徴とか、覚えてる・・・?」
芽衣「ええ、と、部屋に来たときは目隠ししてたから分からないけど、車に乗ったときは、」
  「確か・・・小柄な人だったよ。とっっっても。私達より年下だったと思うよ。」
敦「確かに、その子供につられて、急に大人が来たんだよな。そこから意識が・・・」
飯盛「そうなんだ、その子供は、犯罪に利用されてしまったのか・・・」
咲良「今考えると可哀想ね・・・」
可哀想・・・・・か。
あの時の僕は考えもしなかったな。
残ったお金は、生活費に回すのはやめよう・・・
改めて思ったな。

夢遊病の恐怖を




このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

どうも戸部夏実です!
もう少しで100!
感謝しかない!
ありがとうございます!

2024/08/03 23:24

戸部夏実 ID:≫.psyZPMB6Zfrw
小説を編集
/ 15

コメント
[7]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL