幽霊教室203号室【Season1】
ラーメンを完食し、店を出て車に戻る。
車の中で、柴田は【飲むヨーグルト】を一口飲む。
勝「自転車で愛知県名古屋市に行った後は、数日はそこら辺をブラブラと・・・」
柴田「へぇ。危ないことするねぇ。」
勝「お小遣いにも限界が来たから、とある作戦を取ったんだ。」
柴田「作戦?どんな?」
勝「従兄弟の家です。」
柴田「え!?親族の!?大丈夫だったのか・・・?」
「あ、大丈夫だったからここに居るのか・・・」
勝「家に着いて、事情を説明したら、全然行けましたね。」
柴田「すごいなぁ。従兄弟も凄いなぁ。」
勝「そこで、全く外に出ずに家で勉強とかしてました。」
柴田「まあ、警察官に慣れるぐらいだしな。」
勝「従兄弟には本当に感謝しかないですね。」
そして、柴田のヨーグルトは無くなった。
柴田「そこから、大学に行って、警察学校に、そして・・・」
勝「無事、警察官になれました、と・・・。」
柴田「そこに関しては誉めどころだよね。おめでとう。」
勝「貴方の元につけて、光栄でしたよ。そして、これからも・・・」
柴田「勝・・・」
少しの沈黙が続き、勝が口を開く。
勝「父は精神異常者です。脱獄なんて意味がわからない。」
「早いところ、とっとと捕まえましょう!」
柴田「そうだな!よし、行くぞ!」
勝「はいっ!」
勢いよく車が発進される。
車を運転する柴田、隣に座る勝、
どちらも明るい未来を想像するかのように目を輝かさせていた。
飯盛「さて、いただきます!」
全員「いただきます!!」
敦「ハヤシライス美味しい!」
芽衣「作るの上手ね!」
飯盛「お父さんの、大好物だったんだ。だから、一応作れるんだよ。」
彰人「そうなんだ・・・隠し味何?」
飯盛「いや言わないわ!」
咲良「はは!面白い!」
笑い声に包まれながら、龍鬼は思う。
[大文字]この子達は本当にいじめの加害者なのか?[/大文字]
確かに悪いところもある。でも・・・
何故か兄と似たような雰囲気を感じる。
一体、何が真実、何が嘘・・・?
それを知るのは、まだ先になりそうだ。
Season1、完結。
次回、Season2 「九州脱出・誘拐事件編」
車の中で、柴田は【飲むヨーグルト】を一口飲む。
勝「自転車で愛知県名古屋市に行った後は、数日はそこら辺をブラブラと・・・」
柴田「へぇ。危ないことするねぇ。」
勝「お小遣いにも限界が来たから、とある作戦を取ったんだ。」
柴田「作戦?どんな?」
勝「従兄弟の家です。」
柴田「え!?親族の!?大丈夫だったのか・・・?」
「あ、大丈夫だったからここに居るのか・・・」
勝「家に着いて、事情を説明したら、全然行けましたね。」
柴田「すごいなぁ。従兄弟も凄いなぁ。」
勝「そこで、全く外に出ずに家で勉強とかしてました。」
柴田「まあ、警察官に慣れるぐらいだしな。」
勝「従兄弟には本当に感謝しかないですね。」
そして、柴田のヨーグルトは無くなった。
柴田「そこから、大学に行って、警察学校に、そして・・・」
勝「無事、警察官になれました、と・・・。」
柴田「そこに関しては誉めどころだよね。おめでとう。」
勝「貴方の元につけて、光栄でしたよ。そして、これからも・・・」
柴田「勝・・・」
少しの沈黙が続き、勝が口を開く。
勝「父は精神異常者です。脱獄なんて意味がわからない。」
「早いところ、とっとと捕まえましょう!」
柴田「そうだな!よし、行くぞ!」
勝「はいっ!」
勢いよく車が発進される。
車を運転する柴田、隣に座る勝、
どちらも明るい未来を想像するかのように目を輝かさせていた。
飯盛「さて、いただきます!」
全員「いただきます!!」
敦「ハヤシライス美味しい!」
芽衣「作るの上手ね!」
飯盛「お父さんの、大好物だったんだ。だから、一応作れるんだよ。」
彰人「そうなんだ・・・隠し味何?」
飯盛「いや言わないわ!」
咲良「はは!面白い!」
笑い声に包まれながら、龍鬼は思う。
[大文字]この子達は本当にいじめの加害者なのか?[/大文字]
確かに悪いところもある。でも・・・
何故か兄と似たような雰囲気を感じる。
一体、何が真実、何が嘘・・・?
それを知るのは、まだ先になりそうだ。
Season1、完結。
次回、Season2 「九州脱出・誘拐事件編」
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