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立原の妹、猟犬に溺愛されます。

#22

二十話

●●「仕事、多すぎ…夏休み明けダル、学校ダル、徹夜の後の学校ダル!!」

条野「五月蝿いですね。さっさと学校へ向かう準備でもしたらどうです?」

●●「はぁい」

て云っても、用意なんてする必要ないな。

●●「まあ、行ってきますね」

***

夏休み前と同じ通りの席に着いた。

まだ来てる人は少ないけど、前少し仲良くなったユナ、ココロ、アンリ、ヒナはもう来ている。

●●「おはよう」

4人「おはよ~!」

ユナ「暑いなか始業式、最低だね!」

アンリ「真っ直ぐな目で云わないで」

●●「まあ、暑いのは嫌だよね~」

ユナ「理解ある~!」

そんなことより、と、「[小文字][小文字]襲撃の事のほうがよっぽど、ねえ[/小文字][/小文字]」

ココロ「?」

ヒナ「どした?」

●●「ううん、何でもない!宿題大変だったなぁ~って」

嘘。先生は私が特殊制圧作戦群だってこと知ってるから、宿題何て出されてない。

ユナ「ああ~!めっちゃ大変だった!判んないとこいっぱい!」

ココロ「其れは其れで問題よ?」

***

無事(?)始業式も終わって先生の長~いお話を聞いて、やっと解放されたのは下校チャイムのお陰。

全員、「話し長すぎ!」とか、「腹減った~」とか、平和な愚痴を漏らしながら門をくぐっていった。

ココロ「あ、そうそう!今日同じクラスの男子…相川と藤波と松井が喫茶店行かない?だって」

ユナ「まじ!?行く!!行きたかったんだ~♪」

ヒナ「行きたがってたね~、私は、今日は習い事あるからパスかな」

ココロ「そっか~、アンリは?」

アンリ「私は行く~!」


という声が、すこし遠くから聞こえてきた。と云うのも、今日は目が見えにくいからで…

●●「喫茶店いいな~」


「もしも輝子さんに善いって云われたら、条野さん無理やりにでも引っ張り出して5人で行きたいな」

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2024/08/15 12:45

翡翠 ID:≫4pMLygatNXo7c
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