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立原の妹、猟犬に溺愛されます。

#21

十九話

報告をしたあと、約束通り乱歩さんとお菓子を食べながら話し、その間に昔のことを思い出して胸が痛くなった。

●●「…あ、そろそろ帰らないと条野さんに殺されちゃうかも。未だやらないと駄目な書類とかあるので、今日は此れで帰りますね!乱歩さん、お菓子有難うございました」

乱歩「もう帰っちゃうのか~。でもいいよ、また来てね」

●●「! ええ!有難う御座います!」

太宰「お、●●ちゃん帰るのかい?」

谷崎「気を付けてね」

ナオミ「そうですわっ!●●さん、気を付けて帰ってくださいね!」

ナオミが、谷崎に抱き着きながらそう云う。

[漢字]武装探偵社[/漢字][ふりがな]此処[/ふりがな]では、此の二人について深く追求するなという暗黙の[漢字]了解[/漢字][ふりがな]ルール[/ふりがな]があるようだ。

●●「有難う御座います。皆さんも十分気を付けて過ごしてくださいね」

武装探偵社員に笑顔を向け、ドアノブに手を掛けて足を踏み出した。

此処の人たちはいいな。優しくて

……

「[小文字][小文字]暖かい[/小文字][/小文字]」

***

●●「帰りました!武装探偵社の人たちにちゃんと伝えましたよ!」

鉄腸「フッ●●フッよく帰ったなフッ」

条野「鉄腸さん、筋トレをするなと何度云ったらわかるのです!?!?」

鉄腸「…?」

条野「ああ!其の感じ、本ッッッ当に死んでほしい!!…で、●●はまたお菓子を食べて帰ってきたというのですね?」

条野さんが、此方に笑顔を向ける。

●●「う…ごめんなさい」

条野「まあ、仕方がありませんよ。仕事ずくめですからね」

●●「!」ナンカヤサシイ

と、其処で会議室の扉が開いた。

道造「! ●●、帰ってたのか。お帰り」

●●「…」ギュ

道造「!?!?」

突然兄に抱き着いた●●に対し、困惑を隠せない兄・道造であった。


●●「少し…」

●●「[小文字]疲れた[/小文字]」










「[小文字][小文字]兄さま大好き[/小文字][/小文字]」

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2024/08/11 13:16

翡翠 ID:≫4pMLygatNXo7c
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