二次創作
立原の妹、猟犬に溺愛されます。
●●「学校の形や部屋の細部、構造までを示した地図です」
そう云いながら、●●は机の上に大きな紙を広げた。
武装探偵社の社員が、一気にのぞき込む。
●●「渡すのが遅れてしまいましたが、此れを把握しておけば覚えていないよりも身動きが簡単に取れるようになるでしょう」
国木田「おい、小娘。猟犬と探偵社で全面護衛をすると云ったな。具体的にはどんな風に、だ?」
●●「そうですね…未だ細かくは決めていませんが、この学校は一から三年生統一の7クラスです。詰まり、二十一クラスあるわけです。そして武装探偵社の人…戦闘要員は五人ですね。最低、谷崎さんには…」
そう云いながら、●●が谷崎に目を向けた。
●●「背景を上書きして敵の妨害をしていただきましょう。乱歩さんは、主に敵がどう出るか、推理していただきたいです。其れができるのは乱歩さんくらいですから」
乱歩「君の言う通り、それくらい僕にはお安い御用さ!」
谷崎(さ、流石…乱歩さんの性格を把握しきってる…)
●●「あと、殺さない、ほうが善いかと。数人は死んでも仕方がありませんが」
探偵社員「?」
●●「敵は、捕まえましょう」
●●の表情が陰る。
もう、人が死ぬのは見たくないな。できるだけ。
探偵社の社員たち数人が、困惑の表情を浮かべる。
そのことに気が付いた●●は、表情を明るくした。
●●「ほら、後々猟犬の拷問がありますので」
数人が、「嗚呼…」と声を漏らす。
●●「兎に角、また報告に来ます。敵と戦う。その心積もりをしておいてください。与謝野先生が居るからには誰も死にませんよ」
そう云って与謝野に目を向けた●●には、複雑な表情が浮かんでいた。
[打消し] [/打消し]…兄は…道造兄さまは、春蝉兄さまが死んだのは与謝野先生の所為だと思っていた。
でも、私はそうは思っていなかった。
だって…
だって、春蝉兄さまが死ぬまで苦しんだのは[打消し] [/打消し]
「[小文字]私の所為かも知れないから[/小文字]」
そう云いながら、●●は机の上に大きな紙を広げた。
武装探偵社の社員が、一気にのぞき込む。
●●「渡すのが遅れてしまいましたが、此れを把握しておけば覚えていないよりも身動きが簡単に取れるようになるでしょう」
国木田「おい、小娘。猟犬と探偵社で全面護衛をすると云ったな。具体的にはどんな風に、だ?」
●●「そうですね…未だ細かくは決めていませんが、この学校は一から三年生統一の7クラスです。詰まり、二十一クラスあるわけです。そして武装探偵社の人…戦闘要員は五人ですね。最低、谷崎さんには…」
そう云いながら、●●が谷崎に目を向けた。
●●「背景を上書きして敵の妨害をしていただきましょう。乱歩さんは、主に敵がどう出るか、推理していただきたいです。其れができるのは乱歩さんくらいですから」
乱歩「君の言う通り、それくらい僕にはお安い御用さ!」
谷崎(さ、流石…乱歩さんの性格を把握しきってる…)
●●「あと、殺さない、ほうが善いかと。数人は死んでも仕方がありませんが」
探偵社員「?」
●●「敵は、捕まえましょう」
●●の表情が陰る。
もう、人が死ぬのは見たくないな。できるだけ。
探偵社の社員たち数人が、困惑の表情を浮かべる。
そのことに気が付いた●●は、表情を明るくした。
●●「ほら、後々猟犬の拷問がありますので」
数人が、「嗚呼…」と声を漏らす。
●●「兎に角、また報告に来ます。敵と戦う。その心積もりをしておいてください。与謝野先生が居るからには誰も死にませんよ」
そう云って与謝野に目を向けた●●には、複雑な表情が浮かんでいた。
[打消し] [/打消し]…兄は…道造兄さまは、春蝉兄さまが死んだのは与謝野先生の所為だと思っていた。
でも、私はそうは思っていなかった。
だって…
だって、春蝉兄さまが死ぬまで苦しんだのは[打消し] [/打消し]
「[小文字]私の所為かも知れないから[/小文字]」
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