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立原の妹、猟犬に溺愛されます。

#16

十四話

●●side
愈々夏休みが終わってしまう。

明日からまた学校が始まってしまう。

如何しよう…未だ[漢字]朧[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな][漢字]が[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな][漢字]帰[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな][漢字]っ[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな][漢字]て[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな][漢字]こ[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな][漢字]な[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな][漢字]い[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな]。

鉄腸「いっその事学校を休ませてしまうのは如何だ?」

条野「そんなことをしては学校が休みになった事は敵組織の耳に入ります。そうなれば標的を替えられて、二度と特定ができなくなりますよ」

条野さんが眉根を寄せた。

●●「猟犬と武装探偵社の殆ど全員で全面的に護衛をするのは如何でしょう…」か

と云い終えるより早く、猟犬の会議室に薄く色づいた狐が入ってきた。

●●「! 朧!」

道造「? 朧がどうかしたのか?」

輝子「朧が銜えておるのは紙か?」

●●「ええ!彼方の人間に遭遇した際に後をつけさせました。姿を見えない様にして。此の紙は盗聴器と同じ役割を。今日は25日、奴に遭ったのは23日。此の二日間の人間の動き、人数、情報が記されている筈」

●●は説明し乍ら朧から紙を受け取り、サッと目を通して勝ち誇った表情になった。

敵の人数、首領について、会話の一部がボンヤリと輝く文字で記されている。

●●「輝子さん、見てください」

輝子が紙を受け取る。

___________________________________

65人構成

うち5人異能者

首領 エドヴァルド・ライネ : 異能力 【傀儡の針】
   Edvard Laine    : 針を扱って発動する能力

他60人は非異能者

有益な会話:Valmistaudu 20. syyskuuta tapahtuvaan hyökkäykseen.
      Muutoksia ei sallita.
     (9月20日の襲撃に備えろ。変更は許されない。)
___________________________________

●●「朧、偉いね!有難う、助かったよ」

輝子「朧がこれだけの情報を持ってくるとは大した手柄じゃのう!此れで襲撃日時や組織構成は判った。9月20日までに備え、探偵社にも伝えねば」

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2024/08/02 13:31

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