立原の妹、猟犬に溺愛されます。
●●side
条野「あ、●●。篠崎薫について調べておきましたよ」
●●「! 有難う御座います!」
頼んでいたやつだ。
渡された資料をペラペラと捲りながら条野さんの言葉を聞く。
条野「フィンランドに留学していた男ですね。八年前に警察官に対しての殺人未遂、其の後懲役7年の判決が下されています」
●●「フィンランドに留学…其れでフィンランド語が話せるんですね」
条野「そのようですね」
●●「でもなんで警察官を…?」
条野「…8年前に起きた立てこもり事件を知っていますか?」
●●「その時はまだ9歳だったけど…ええ、聞いた事はあります」
条野「その時の人質が彼の妹です。軍警が駆け付けておき乍ら殺されました。軍警を恨んでいたことでしょうね」
●●「そうですか…兄妹が。其れは十分な理由ですよね」
私には兄弟をなくす苦しみが判る。
どれだけ苦しかっただろう…
●●は顔を上げた。
●●「条野さん、有難う御座います!引き続き調べますね」
条野「…頑張ってくださいね」
条野さんが、私の頭をぽん、と一度撫でた。
●●「んふふ、、有難う御座います」
条野side
篠崎の妹が死んだことを伝えると、●●の心拍が少し上がった。
●●「条野さん、有難う御座います!引き続き調べますね」
無理に明るく振舞わなくて善い。
条野「…頑張ってくださいね」
そう云いながら、私は●●の頭を一度撫でた。
●●の嬉しそうな声が聞こえる。
●●「んふふ、、有難う御座います」
条野side終了
●●side
今迄最悪としか考えていなかった篠崎に、少し同情した自分が居る。
私は会議室から出て、少し歩いてから地面にしゃがみ込んだ。
●●「[小文字]春蝉兄さま…[/小文字]」
条野「あ、●●。篠崎薫について調べておきましたよ」
●●「! 有難う御座います!」
頼んでいたやつだ。
渡された資料をペラペラと捲りながら条野さんの言葉を聞く。
条野「フィンランドに留学していた男ですね。八年前に警察官に対しての殺人未遂、其の後懲役7年の判決が下されています」
●●「フィンランドに留学…其れでフィンランド語が話せるんですね」
条野「そのようですね」
●●「でもなんで警察官を…?」
条野「…8年前に起きた立てこもり事件を知っていますか?」
●●「その時はまだ9歳だったけど…ええ、聞いた事はあります」
条野「その時の人質が彼の妹です。軍警が駆け付けておき乍ら殺されました。軍警を恨んでいたことでしょうね」
●●「そうですか…兄妹が。其れは十分な理由ですよね」
私には兄弟をなくす苦しみが判る。
どれだけ苦しかっただろう…
●●は顔を上げた。
●●「条野さん、有難う御座います!引き続き調べますね」
条野「…頑張ってくださいね」
条野さんが、私の頭をぽん、と一度撫でた。
●●「んふふ、、有難う御座います」
条野side
篠崎の妹が死んだことを伝えると、●●の心拍が少し上がった。
●●「条野さん、有難う御座います!引き続き調べますね」
無理に明るく振舞わなくて善い。
条野「…頑張ってくださいね」
そう云いながら、私は●●の頭を一度撫でた。
●●の嬉しそうな声が聞こえる。
●●「んふふ、、有難う御座います」
条野side終了
●●side
今迄最悪としか考えていなかった篠崎に、少し同情した自分が居る。
私は会議室から出て、少し歩いてから地面にしゃがみ込んだ。
●●「[小文字]春蝉兄さま…[/小文字]」
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