立原の妹、猟犬に溺愛されます。
●●side
しまった、気づかれたッ!
私が足を動かした弾みに砂利が音を発した。
●●「三人とも逃げてッ!」
三人が走り出した。
●●「此奴の異能はまだ判ってな[打消し] [/打消し]!!」
道造「●●ッ!?」
えっ、嘘!?
●●「ッその場から足が動かないッ!!」
敦「え!?」
??「無駄だよ。影を縫ったからね」
●●「ッ影を、、縫う?」
足元に視線を落とす。
私の影に、細い針が何本か突き刺さっている。
??「お前が誰だか知らんが…異国語とはいえ私たちの話を聞かれてしまったとは、大した失態だ」
●●「ッ!兄さま逃げて!早く!」
道造「●●…ッ!」
??「貴様の仲間の異能を全員分吐け。さもなくば扼殺だ」
男が私の背後から首に手を掛けた。
●●「話すものか」
そう云いながらそうっと自分の外套の中に手を忍ばせ、二丁の拳銃に手を掛ける。
??「ほう、抵抗するか」
拳銃に手を掛けるのを見られたようだ。
其の瞬間、グッと首が締まり、息が苦しくなるのを感じた。
●●「ッッ!!!」
其の儘拳銃を両手に構えて振り向き、銃口を男に突き付けた。
異国人であることは分かるが、外套の襟で大部分が隠された男の顏は殆ど判らない。
苦しい。
●●は拳銃を取り落とした。
愈々頭に酸素が回らなくなる。
●●(もう駄目かも)
そう思った瞬間、男がハッとしたような表情になった。
??「________ッ!」
何て云ったの…?聞こえ、ない………
其の後急に首を圧迫する力が消え、私はその場に[漢字]頽[/漢字][ふりがな]くずお[/ふりがな]れた。
しまった、気づかれたッ!
私が足を動かした弾みに砂利が音を発した。
●●「三人とも逃げてッ!」
三人が走り出した。
●●「此奴の異能はまだ判ってな[打消し] [/打消し]!!」
道造「●●ッ!?」
えっ、嘘!?
●●「ッその場から足が動かないッ!!」
敦「え!?」
??「無駄だよ。影を縫ったからね」
●●「ッ影を、、縫う?」
足元に視線を落とす。
私の影に、細い針が何本か突き刺さっている。
??「お前が誰だか知らんが…異国語とはいえ私たちの話を聞かれてしまったとは、大した失態だ」
●●「ッ!兄さま逃げて!早く!」
道造「●●…ッ!」
??「貴様の仲間の異能を全員分吐け。さもなくば扼殺だ」
男が私の背後から首に手を掛けた。
●●「話すものか」
そう云いながらそうっと自分の外套の中に手を忍ばせ、二丁の拳銃に手を掛ける。
??「ほう、抵抗するか」
拳銃に手を掛けるのを見られたようだ。
其の瞬間、グッと首が締まり、息が苦しくなるのを感じた。
●●「ッッ!!!」
其の儘拳銃を両手に構えて振り向き、銃口を男に突き付けた。
異国人であることは分かるが、外套の襟で大部分が隠された男の顏は殆ど判らない。
苦しい。
●●は拳銃を取り落とした。
愈々頭に酸素が回らなくなる。
●●(もう駄目かも)
そう思った瞬間、男がハッとしたような表情になった。
??「________ッ!」
何て云ったの…?聞こえ、ない………
其の後急に首を圧迫する力が消え、私はその場に[漢字]頽[/漢字][ふりがな]くずお[/ふりがな]れた。
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