七夕
#1
鉄道 擬人化
篠山線「そういや、今日は七夕だな。」「......願い事、書いとくか」高麗川駅 八高線「ああ.....今日は終電確定だな......」だが運転中に電話が鳴ってしまう。八高線「やべ、電源切り忘れてた。あーもうなにやってんだよ.....」「本当はいけないんだが......もしもし」中央線「あ!八高か?お前願い事書いた?」八高線「....え?」中央線「ほら、今日は七夕だろ?俺はお前とずっと親友でいられますようにと書いたよ!」八高線「.....あっそ」中央線「お前も早く書けよ!あ、八高はどんな願い事書くんだ?教えてくれよ~なぁー」......ブチッ 八高線「今仕事中なんだ!あとにしてくれ!」勢いよく電話を切る。八高線「......ッチ、おかげで気が散ったじゃねぇかよ。」八高線「あああ!!もうやってらんねぇーよ!」八高線は毛呂駅に電車を停車しそのまま仕事を放棄してしまった。八高線「.......願い事....か」八高線は帽子を外し空を見上げる。八高線「...私は......さ、さ....や.....ま....?」八高線はいきなり後ろから誰かに抱きつかれて現状が把握できていないようだ。篠山線(山陽新幹線)「おい、八高.....俺はお前に言いたいことがある」......八高線は篠山線(山陽新幹線)に強く抱きしめられて抵抗もできなかった。八高線の顔はリンゴのように真っ赤である。篠山線は八高線の首元に強く噛みつく。八高線は痛みに耐えながら小さく悲鳴を上げる。篠山線(山陽新幹線)の口元に血液の味がした。首元にだらりと血が流れ出す。篠山線はさらに傷口を開くようにさらに噛みつく。八高線は少し大きな声で悲鳴をあげた。そして、篠山線は血がついた唇を八高線の口にくっつけた。八高線はキスやそういうことが苦手なのだが、この時はなにが起こっているのかがわからない。八高線「.....ささ....や.....ま....ッゲフっ.....!!」どうやら血が逆流したらしい。でもそんな八高が一番好きだ...... 八高は苦しそうに手で口を抑えながら吐血している。仕事用の制服は血まみれだ。これが俺の願い事だとしたら....... 「八高といつか結婚して永遠に二人でいられますように.........」
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