怜『蓮！また俺の部屋に針仕掛けただろ⁉』
蓮「えー？なんのことですかー？気のせいじゃありません？」
東京の大きなビルの最上階。
紫髪の青年は怒りで顔を赤くして怒声を響かせた。
そんな彼に水色の髪の少年が笑いながら答える。
ここはマフィアである”スローターマフィア”の本部だ。
紫髪の青年はマフィアの首領である[漢字]皇怜央[/漢字][ふりがな]すめらぎれお[/ふりがな]だ。
彼の目の前で笑う少年は構成員の[漢字]波川蓮[/漢字][ふりがな]なみかわれん[/ふりがな]。こう見えて”嘘の天才”と呼ばれるほどの実力者だ。
蓮「ボスってすぐに騙されますよねー。間抜けって言うんすかね？」
怜『一応俺の方が立場上だよな？』
蓮はいつも怜央にいたずらを仕掛けるのだ。というか、マフィアのいろんな人間に仕掛けている。
怜『全くこんなでも、実力があるから文句が言えん・・・』