花龍列車
車掌「 そう、皆さんがお気づきの通り。 」
車掌「 皆さんは既に亡くなっております。 」
少しの間、沈黙が流れる。
kr「 なるほど。 」
sm「 そう言われてもね…。 」
何人かは信じていないようだが…。
車掌「 でも亡くなった皆さん、心の奥底に未練が残っていますよね。 」
kr「 どうやらそのようですね。 」
車掌「 その未練を昇華することができたら、きっと皆さんは……。 」
車掌「 此処から先は皆さんで。 」
自分たちが実際に昇華してみろってことかな…?
車掌「 ということで。 」
車掌「 如月駅に到着いたしましたが、皆さん駅へ繰り出す準備は整っていますか? 」
??「 はい。 」
kr「 まあいいでしょう。 」
shk「 いける? 」
車掌「 いや、まだ…まだ咀嚼しますか?その情報を。 」
shk「 ww 」
kn「 www 」
shk「 飲み込むの早くねお前らと思ったけどね。 」
??「 まあでもならこんな…大きい列車が見たことないのも…。 」
??「 腑に落ちるなぁという感じは…。 」
kr「 薄々そんな感じはしていたのでむしろ死後の世界のようなものがちょっと楽しいですね。 」
??「 強がんなって!w 」
やっぱ失礼だなこいつ…。
kr「 いやいやいやいや。 」
kr「 まあまあ私はね、ちょっと根拠あったんで……まあいいでしょう。 」
kr「 見ましょうよ、次の駅を。 」
車掌「 かしこまりました。 」
車掌「 では、皆さん。お足元にはね気をつけて降りてくださいね。 」
車掌「 こちら到着いたしました。二番目の駅[太字]”如月駅”[/太字]でございます。 」
扉が開いたので少し前に乗り出して渡れるようになるのを待つ。
??「 危ないよ〜 」
未だに名前がわかんない男に手を引かれる。
『 ……。 』
??「 ニコニコ 」
ずっとにこにこしてんの怖…。
バッ( 手を振り払う
『 …お構いなく。 』
『 それに勝手に女性に触るのはどうかと…。 』
??「 ごめんごめんw 」
『 はぁ……。 」
kr「 まあこの際……楽しもうかなと。 」
車掌「 あっそうだそうだ。 」
車掌さんが何かを思い出したかのように口を開く。
sm「 はい。 」
??「 はいはい。 」
車掌「 皆さん、引き続き笛の音が鳴りましたら発射の準備が整ったということですので。 」
車掌「 こちらの駅に戻ってきてください。 」
全員「 はい。 」
車掌「 それでは皆さん、如月駅楽しんでいってらっしゃ〜い! 」
kn「 楽しむねぇ…。 」
死んでるから楽しむもなにもないよな〜…。
すると…
??「 僕の名前は………。 」
br「 Broooockだ。 」
今更……。
kn「 急に? 」
shk「 今かよw 」
br「 死んだ後の世界なら申し上げてもいいだろう。 」
………なんか偉そうだな。
kr「 ちなみにじゃあ…さっきこの………。 」
kr「 きんときさんでしたっけ?彼から貰った僕の言ノ葉なんですけども…。 」
kr「 まあこれどうせもう…皆さん知っている情報のようでお見せしますけど。 」
kr「 なかなか不思議なワードが一つあってちょっと気になってはいたんですけども。 」
kr「 まあ納得しましたね。 」
何の職人かは教えてくれないんだ…。
br「 とりあえず行きましょうよ。 」
kr「 まあ行きますか。 」
br「 自分が死んだ理由も知りたいんで。 」
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