花龍列車
駅の民「 花は咲く場所を選べないのよ。 」
駅の民「 でもそれって、そんなに不幸なことかしら? 」
『 不幸……。 』
kn「 まぁ…。 」
kn「 どうだろうw 」
よくわかんなかった☆
『 あ、また人いますね。 』
kn「 お前か?占い師。 」
駅の民「 [漢字][太字]水晶蒲[/太字][/漢字][ふりがな]すいしょうぶ[/ふりがな]はこの建物の裏手にたくさん生えているよ。 」
駅の民「 そうだそうだ。小川の橋を渡るときは、くれぐれも気をつけるんだよ。 」
kn「 水晶蒲…。 」
kn「 …じゃねぇんだがな。探してるものは。 」
『 あっても損はしないでしょうし行きますか。 』
kn「 だな。 」
kn「 おっ。 」
kn 「 それっぽい花が咲いてはいるがこれは……水晶蒲。 」
『 花弁が水晶なんですね。 』
kn「 ほんとだ。 」
kn「 まあお目当ての金平糖じゃねぇって話だな。 」
kn「 結局金平藤の情報は特にはねぇか。 」
『 もう自生してなかったりするんですかね…。 』
kn「 それもあるかもな。 」
kn「 高い塔……まああれか。 」
『 高い場所にあるって言ってたのでそうだと思います。 』
長い長い階段を二人で登っていくと…。
kn「 あぁ…ここが占い師か。 」
『 他の人たち読んでからのほうが良さそうですね。 』
kn「 だな。 」
kn「 なんか俺らがいないところで話が進んでる気がする…。 」
kr「 あぁ! 」
??「 何持ってんだ? 」
shk「 何してたんすか⁉ねぇ? 」
shk「 ねぇ!ねぇ! 」
kn「 おい金髪!(無視 」
kr「 何ですか? 」
kn「 おめぇ…………。 」
kn「 職人らしいじゃねぇか。 」
kr「 …ほう、どうしてそのようなことを。 」
ちょっと焦ってた………?
kn「 ほら。 」
そう言ってきりやんさんに葉っぱを渡すきんときさん。
kr「 あぁ……まあそうですねぇ。 」
あ、認めた。
kn「 とにかくこいつは職人らしい。 」
??「 何の職人なんですか? 」
kr「 言う必要はないかなと……手で語るんで。職人は。 」
shk「 じゃあ一回手で語ってください。 」
??「 拳で。 」
なんか変な動きしてる…。お通夜みたいになっちゃった…。
shk「 行くか。(無視 」
kr「 [小文字]なんだこいつら…。[/小文字] 」
kn「 早く占い師のところ行くぞ。行くぞお前ら。 」
kn「 占い師のところ行きてぇんじゃねぇのか。 」
kr「 そうですね。 」
kr「 ちなみにあなた、お名前なんとおっしゃるんですか。 」
kn「 きんときっつう者だが? 」
??「 みんなそうやって気軽に名乗れちゃうもんなんですね。 」
まだ言ってなかった…。
kn「 こいつ言ってないのかw 」
kr「 この方以外先ほど名前聞きましたね。 」
??「 気が向けば…。 」
kr「 まあいいでしょう。 」
その後水晶蒲を摘みました。
kn「 お前ら何してたんだw俺等がいねぇ間。 」
shk「 駄弁ってた。 」
kn「 はぁ? 」
kr「 まあ親交を深めようと思ってたんですけどね。 」
kn「 んなもん必要ねぇだろ。 」
kr「 あなたもそういう口ですか。 」
なんか急に仲悪くね????
??「 この時代にそんな呑気に生きてるほうが珍しいもんですよ。 」
そう考えると○○はこの中だとだいぶ呑気だな…。
階段を登るとまた占い師のところの暖簾をくぐる。
占い師「 あらまぁ、いらっしゃい。 」
占い師「 見かけない顔じゃねえ。 」
占い師「 あんたたちが探しているのは…[太字]金平藤[/太字]じゃろ? 」
shk「 うん、まぁ…。 」
占い師「 結論から言うとねぇ、この駅にはもう[太字]金平藤[/太字]は自生しておらんのじゃよ。 」
『 ですよね…。 」
占い師「 でも実はのう、わしがこっそり育てておるんじゃ。 」
kn「 お? 」
占い師「 あんたたちがわしの頼みを聞いてくれるなら、少しだけ譲ってやらんこともないじゃ。 」
占い師「 占いに使う[漢字][太字]水晶蒲[/太字][/漢字][ふりがな]すいしょうぶ[/ふりがな]いうてのう。 」
占い師「 透明の丸い実をつける植物を沢山取ってきてほしいのさ。 」
占い師「 もう歳じゃけぇ、体が思うように動かんのよ。 」
占い師「 [太字]トラノコ[/太字]なんかには頼りたくないからね。 」
占い師「 …いかんいかん。いまのは聞かんかったことにしとくれ。 」
占い師「 五重塔の方へ行けば、[太字]水晶蒲[/太字]が生えとると思うから採ってきてくれ。 」
『 もう既に採ってきちゃいましたね。 」
??「 www 」
kr「 まあwお渡ししましょうかね? 」
占い師「 おぉ…かなり持ってきてくれたのう!そんじゃ、いくつか頂こうかのう…。 」
占い師「 これでまた占いができるわい…。 」
占い師「 ほれ、約束の[太字]金平藤[/太字]じゃ。貴重な植物じゃから、よぉく味わうのじゃぞ。 」
占い師「 それじゃ折角だし、あんたたちの[太字]”大事な過去”[/太字]を占ってやろうかのう。 」
占い師「 渡した占い結果は、今すぐ開いてはならんぞ。列車に戻ってから見るんじゃ。 」
??「 まあでは列車に参りますか。 」
ピィーーッ(笛の音
kr「 うわぁっ! 」
shk「 丁度いいw 」
kr「 急がないと。 」
[水平線]
長くなりすぎるので列車に乗るとこまで✂カット
車掌「 それでは皆さんこちらの次の車両にお進みください。 」
車掌「 あっ皆さん、ご自身の未蓮に気を配ってあげてくださいね。 」
車掌「 枯れてしまいますから。 」
kn「 着いたか? 」
kr「 みたいですね。 」
車掌「 次の駅に到着いたしました! 」
??「 車掌さんちょっとつかぬことをお聞きしたいんですけど…。 」
車掌「 はい何ですか? 」
??「 ここって……………。 」
??「 ………現世ですよね? 」
車掌「 いえ? 」
kr「 いえ…? 」
占いを見てまさかとは思ったけど…。
きりやんさんも同じことを思っていたようで。
kr「 まあそうだとは思ってましたけども…。 」
車掌「 なるほど〜…あっ!そうか皆さんご自身の状況わかってらっしゃってなかったんですね。 」
車掌「 あぁ…。失礼いたしました。こちらも説明不足でございました。 」
車掌「 そう、皆さんがお気づきの通り…皆さんは既に………。 」
[中央寄せ][大文字]亡くなっております[/大文字][/中央寄せ]
つづく…
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