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花龍列車

#4

 参 〜 言の葉  〜

『 ……。 』


こっちに五人ってことは青い人だけ単独行動してるのか…。

怪しいからそっち行くか…。


??「 はっはっはっwwww 」


うん。うるさいから早く離れよう。


『 なにか金平藤の情報ありました? 』

????「 いや特にないな…。 」

????「 ただ占い師が名の高い建物に居るみたいなことは聞いたぞ。 」

『 じゃあその人に聞いたらわかりますかね? 』

????「 俺はそういうの信じてないが、情報があるなら聞きに行ってみるか。 」

駅の民「 ここでよく写生をしているんだ。良かったら君を描かせてくれないかな? 」

『 いや〜…忙しいのでちょっと…。 』

駅の民「 それは残念! 」


あっ、いつの間にか先に進んでる!


『 あの〜 』

????「 ん?なんだ? 」

『 いや、名前聞いてなかったなって思いましたので。 』

????「 あぁ俺は 」





kn「 きんときっつう者だ。 」

『 琴と言います。 』


案外、悪い人じゃないかも…?口は悪いけど…。


kn「 背が高ぇ建物? 」

kn「 お前じゃねぇだろうな流石に。 」

『 奥に高い塔たくさんありますよ? 』

駅の民「 おい。 」

kn「 あん? 」

駅の民「 お前さんらと一緒にいたあの金髪のヤツの手を見たか? 」

『 見てないけど…。 』

駅の民「 節くれだった指に、短い爪、分厚そうな手の皮…。 」

駅の民「 …ありゃ、どう見ても[太字]職人の手[/太字]だな。 」

kn「 黄色いやつ…あぁ…。 」

『 きりやんさんのことですね。 」

kn「 職人ねぇ。 」

kn「 何の職人さんなんだろうな。 」


後で聞いてみるか。


kn「 背の高いっつうとあれか? 」

『 そうですね…。 』

駅の民「 占い師の婆さんなら、この駅で一番高いところに建っている塔の家に住んでるわよ。 」

駅の民「 一度くらいワタシも占って欲しいわ…。だってかなり”当たる”と噂だもの。 」

駅の民「 お言葉を享受して、人生を好転させたいわ。 」

kn「 占いねぇ? 」


ん?きんときさんが何か持ってる…?

『 それ何ですか? 』

kn「 さっきの爺さんに貰ったやつだな。 」

kn「 見てみるか? 」

『 はい。 』


渡された葉っぱの形をしたものはこう記してあった。

[明朝体][中央寄せ]〜 言の葉 〜[/中央寄せ][/明朝体]

[明朝体][中央寄せ]同じ乗客の中にいる金髪の男は生前、何かの職人だった。[/中央寄せ]
[/明朝体]


…生前………?

kn「 てか…。 」

考え事をしているときんときさんが口を開いた。

kn「 ここの駅の奴らが俺等の情報を持ってるってことだよな。 」

『 情報っていうか、外見とかで決めてる気もしますけどね…。 』

『 きりやんさんの手のこともお爺さんの勘違いかもしれないですし…。 』

kn「 それもそうか。 」


kn「 にしてもでけぇ木だな。 」

『 樹齢が長いみたいなこと言ってましたよ。 』

kn「 何百年も経ってないと無理だろあのデカさは。 」





続く

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作者メッセージ

また今日中に出します

2024/07/28 14:32

こっとん ID:≫0p0ZJCMOQaUsM
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