花龍列車
??「 あの…。 」
車掌についていくと翡翠色のピアスをしたやつが口を開いた。
??「 これ途中で帰りたくなったら帰れるもんなんですかね? 」
車掌「 いやぁどうですかね…ちょっと私には…。 」
??「 あっ車掌さんもわからないんですね…。 」
??????「 帰りたいですけどね。 」
車掌「 まあただいくつか私の方からこれからの皆様に向けて
いくつかの注意がございます。 」
車掌「 これから皆様は駅に繰り出していきますが…。 」
車掌「 駅についたら、どうか駅の人々と沢山の交流をしてみてください。 」
車掌「 そして…それぞれの駅にはそれぞれの駅の端が存在します。 」
車掌「 ぜひその花を探してください。 」
車掌「 きっと皆様に新たな出会いをもたらしてくれると思います。 」
車掌「 それと私…列車が発車する時間になりましたらこの笛を吹きますので
そしたら皆様この列車に戻ってきてください。 」
全員「 はい。 」
車掌「 いいですね?忘れないでください。 」
車掌「 駅にはそれぞれ駅長なる人物がいますので、まずはその方に
お話を聞いてみるのがいいかと思います。 」
車掌「 改めましてお待たせいたしました…。 」
車掌「 [太字]”睦月駅”[/太字]到着でございます。 」
??「 睦月駅…! 」
車掌「 あ!お降りの際はね足元にお気をつけくださいね。 」
トコトコトコ(どんどん進んでいく
??????「 [小文字]行きますね皆さん…。[/小文字] 」
車掌「 あちらに見えるのが駅長です。 」
車掌「 まずは皆様で駅長の話を聞いてみるのがいいかと思います。 」
??「 この上ちゃんと歩けるぞ。 」
??????「 大丈夫ですかこれ…。 」
?????「 どうなってんですかこれ。 」
??????「 ちょっと危ないです。 」
ジー( 三つ編みの男性が金髪の男性を見つめる
??????「 え?押そうとしました? 」
???「 全然… 」
??「 てかこんな知らない人たちと十二の駅も巡るのか。 」
??「 とりあえず話…聞いてみますか。 」
駅長「 おぉ!ようこそ睦月駅へいらっしゃいました…! 」
駅長「 皆様、睦月駅で花をお探しなのですか? 」
駅長「 でしたら、睦月駅は植物豊かな駅で
至るところにいろいろな花が咲いていますが…。 」
??????「 なるほど…。 」
駅長「 この駅特有の花といえばなんといっても[太字][漢字]金平藤[/漢字][ふりがな]こんぺいとう[/ふりがな][/太字]でしょう。 」
??「 ほぉ…。 」
駅長「 それはガラス細工のように美しい見た目のようなのですが、
その端の味は極上の甘さをもつ絶品と聞いたことがあります。 」
駅長「 ただ、とても珍しい花ですので
私も一度たりとも口にしたことはないのです。 」
駅長「 この駅の民に色々聞いてみると
手がかりが得られるかもしれませんよ。 」
駅長「 …も、もし……もし手に入れたら
一口だけ食べさせてもらえたら…なんてね……。 」
甘いお花………ちょっと食べてみたいかも…。
??????「 まぁすることもないですし金平藤探し…。 」
?????「 ちょっとねえ探してみますか。 」
??????「 いやぁしかし植物は確かに豊富ですね。 」
ちょっと色んな人たちに話ししてくるか……。
駅の民「睦月駅の真ん中にある大きな木は見るからにかなりの樹齢ですな。 」
『 あの塔よりも、もっと高い…。 』
あの木を見つめていると三人が話しているのが聞こえたので自分も輪に入る。
??????「 [小文字]お名前なんとおっしゃるんですか?[/小文字] 」
???「 俺の名前はな…。 」
shk「 シャークんって言うんだ。 」
??????「 ほうシャークんさん。 」
kr「 私きりやんと言います。 」
??「 あっちょうど自己紹介してたんすね。 」
sm「 スマイルと申しますが。 」
『 ●●と言います。 」
??「 きりやんにスマイル、●●さん…。 お見知りおきを。 」
テクテクテク( その場から離れる
『 え? 』
sm「 えっ 」
shk「 え?w 」
kr「 え? 」
??「 えっw 」
??「 名前を聞いたからって
名乗らないといけない理由なんてないですからね 。」
kr「 やはりこの方礼儀というものがないですね。 」
sm「 信用できないですね。 」
??「 いや礼儀というものは文化によって違いますから。 」
??「 そうやって一方的に押し付けないでくれるとありがたいですよ。 」
kr「 じゃあいいですよ。さようなら。 」
shk「 さようなら。 」
『 さようなら。 』
??「 さようならww 」
続く…。
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