フツメンレベル1のモブの俺に恋がやってきた
『ぶぶぶぶぶ』
「うん、あ?もう、朝か」どうやら、昨日は寝落ちしていたのか。ガチャ引いてからレベル上げにやりこんでいた。よかった、目覚ましをかけておいて。
カーテンを開けると雲ひとつない天気が俺を向かい入れる。
「ふう、」
自室を出て玄関を見ると靴が増えている。どうやら母さんたちは帰ってきたようだ。
「さて作りますか」
朝ごはんも基本俺が担当している。その勢いで弁当も作るのだ。もう、朝の日課になっている。目玉焼きに、ソーセージとトースト。いたって普通の朝ごはん。そして母さんと父さんの弁当、俺の弁当。ひまりはまだ給食なのでない。
「ふあ〜おはよう。」
「おはよう。あん?お前、そのままの服で寝たのか。」
「ふぇ?ああ、うん」
「いや、寒いだろ…」
「ふっ、兄者よお主のTシャツには愛とい保温効果があるのだ。」
「やかましいわ」
「ぶえ、っくしゅ」
「ほら、言わんこっちゃない…服着ろ」
「は〜い」
困った妹だよな。もう少し危機感を持て。というか11月という冬に半袖パンツはどう考えても寒いだろうが。風引くのがあたりまえだろ。
「あら、春人ありがとう」
「ああ、おはよう母さん、父さん」
母さんと父さんは同じ部屋で寝ている。全くどこまでもイチャイチャするんだな。俺の親は相思相愛なんもんで…少し変わってる。
「じゃあ、席座って。もうできたから」
「すまんな、いつも」
「どうした、父さんいつものことだろう」
「ああ…」
母さんと違って、父さんは結構気が弱いというか…なんだろうな。妹は母さんに顔を性格も似てる。俺は顔こそ父さんにだが、性格は誰にも似ていない。多分イジメられて歪んだんだろう。
「おい、ひまり早くしろ!」
「う〜ん、」
着替えるだけで、何分かかってるんだ。
「じゃあ、いただきます」
うん、相変わらずシンプルで美味しい目玉焼きだ。日の日に上達しているな。高校に入ってから料理ははじめてたが、7ヶ月も経てば上達するもんだよな。
「そういえば、お隣のお隣に誰か引っ越してきてたわよね」
「お隣の、お隣?うん、昨日たしか…」
6時くらいだったか、いつだったか。大掛かりで引っ越しをしてたよな。誰がきたのだろうか。
「まあ、俺は知らん。」
「イケメンかな?」
ひまりが何かを期待して満面の笑みで言うが、俺は無視しておく。
「ごちそうさま」
「春人、片付けていくから学校行きなさい」
「ありがと。」
制服に着替えて、バックを持ち鞄に弁当を入れて玄関で靴をはく。
「母さん、弁当はキッチンに置いてるから」
「は〜い」
ドアを開けてエレベーターを待っていると、ひまりが後ろから走ってきた。
「おにい、私も一緒に〜」
息を切らしながらひまりは、手を俺の肩に置く。チンッ、とエレベーターが上に上がってくると一階を押して下に降りた。
「うう、寒い」
「あはは、お兄ちゃん寒がりだね〜」妹は野生児だ。
「じゃ、俺はこっちだから」
「うん、じゃあ」
俺の高校とひまりの中学校はあまり近くはない。それでも徒歩30分圏内で行ける。太っていたときこんな歩いていたら死んでただろうな。
ぼや〜っと歩いていると後ろから走ってくる人に気づかない。もちろん相手も気づいてはいなかった。
「キャッ!」
「えっ!?ちょ、うわっ!!」
思いっきり背中に突撃されて前に倒れた。誰だかわからないが、しっかり前見てくれ。
「うっ、お、重い」
「お、重いなんてし、失礼です」
少し高めの声だった。え、もしかして女性?あ、なんか、むにゅって、むにゅっていうか、もにゅっていうか柔らかいものが…
「あ、す、すみません。いや、早く退けてください」
「ああ!ごめんなさい」
なんで、下にひかれてる俺が謝るんだよ。どうみても俺は悪くないじゃねえか。
今俺は仰向けじゃなく、うつ伏せになっている。だからとても痛い。
「あ、あの、ほんとすみません!」勢いよく頭を下ろして、謝罪をしてきた。
「いや、、いいよ」
綺麗な子だ。手入れされてるのがよくわかる黒い髪は、とても良い匂いがする。
「じゃ、私はこれで…」
「え、ああ」
そう言って俺の学校の方へ走って行った。
「同じ制服だったな…先輩か?」冬のせいか、キズがめっちゃ痛かった。
[水平線]
「桜田葵?誰だ?」俺の知らない人のロッカーがある。もしかしてこれが転校生か?まあいいか。
廊下を歩いて、教室のドアを開ける。
「ち〜す!おっはよ春人」
「おお、将暉おはよう」
「あ、春人おはよう」いつものように、俺の席で雑談が始まる。なんだかんだ言ってこいつらのことをきにいっている。
「いよいよ、席替えかつ、転入生!!」将暉嬉しそうに声を上げる。
「なんでそんな朝から元気なんだ?」
「ははは、春人、将暉はいつもだよ」
「確かに」
席替えは気にならないけど、気になるのは転入生の方かな。一体誰なんだ?桜田葵っていうくらいだから多分女子だよな。
「は〜い、じゃあ席に座れ〜ホームルーム始めるぞ」先生はドアを開けて手を叩きながら教卓に立つ。
「じゃ、席替えするぞ」
席替えが先になるのか?転入生の紹介より先に?どういう基準だよ。
[水平線]
「よ〜し、じゃあ転入生を紹介するか」
「「おお」」
クラスが盛りあがり始めた。まあ、転入生とか高校になってなかなかないもんな。俺には、そんなだけど。
「じゃあ、入ってきて」
「失礼します」
クラスは静かになった。彼女のカリスマ性とその美しさに…だが俺はそんなことより1番突っ込みたいことがる。
(なんでお前なんだよ!!??そんなベタな展開あるか?まさか朝ぶつかって彼女は誰だ?ってなったらまさかの転入生でしたってオチ?そんな展開あってたまるか!)
「あっ」
「うっ、、!」
相手も俺がいることに気づいたのか、目が合ってしまい声を上げた。
「ん?どうかしたか?」
「いえ、何もないです」
「そうか、じゃあ自己紹介頼む」
「はい、桜田葵です。よろしくお願いします」綺麗な透き通る声だった。
「おう、じゃあ確か席が…春人だな」
「は〜!?」
もしかして隣の席空いてたのってそういうこと!?
「うん、あ?もう、朝か」どうやら、昨日は寝落ちしていたのか。ガチャ引いてからレベル上げにやりこんでいた。よかった、目覚ましをかけておいて。
カーテンを開けると雲ひとつない天気が俺を向かい入れる。
「ふう、」
自室を出て玄関を見ると靴が増えている。どうやら母さんたちは帰ってきたようだ。
「さて作りますか」
朝ごはんも基本俺が担当している。その勢いで弁当も作るのだ。もう、朝の日課になっている。目玉焼きに、ソーセージとトースト。いたって普通の朝ごはん。そして母さんと父さんの弁当、俺の弁当。ひまりはまだ給食なのでない。
「ふあ〜おはよう。」
「おはよう。あん?お前、そのままの服で寝たのか。」
「ふぇ?ああ、うん」
「いや、寒いだろ…」
「ふっ、兄者よお主のTシャツには愛とい保温効果があるのだ。」
「やかましいわ」
「ぶえ、っくしゅ」
「ほら、言わんこっちゃない…服着ろ」
「は〜い」
困った妹だよな。もう少し危機感を持て。というか11月という冬に半袖パンツはどう考えても寒いだろうが。風引くのがあたりまえだろ。
「あら、春人ありがとう」
「ああ、おはよう母さん、父さん」
母さんと父さんは同じ部屋で寝ている。全くどこまでもイチャイチャするんだな。俺の親は相思相愛なんもんで…少し変わってる。
「じゃあ、席座って。もうできたから」
「すまんな、いつも」
「どうした、父さんいつものことだろう」
「ああ…」
母さんと違って、父さんは結構気が弱いというか…なんだろうな。妹は母さんに顔を性格も似てる。俺は顔こそ父さんにだが、性格は誰にも似ていない。多分イジメられて歪んだんだろう。
「おい、ひまり早くしろ!」
「う〜ん、」
着替えるだけで、何分かかってるんだ。
「じゃあ、いただきます」
うん、相変わらずシンプルで美味しい目玉焼きだ。日の日に上達しているな。高校に入ってから料理ははじめてたが、7ヶ月も経てば上達するもんだよな。
「そういえば、お隣のお隣に誰か引っ越してきてたわよね」
「お隣の、お隣?うん、昨日たしか…」
6時くらいだったか、いつだったか。大掛かりで引っ越しをしてたよな。誰がきたのだろうか。
「まあ、俺は知らん。」
「イケメンかな?」
ひまりが何かを期待して満面の笑みで言うが、俺は無視しておく。
「ごちそうさま」
「春人、片付けていくから学校行きなさい」
「ありがと。」
制服に着替えて、バックを持ち鞄に弁当を入れて玄関で靴をはく。
「母さん、弁当はキッチンに置いてるから」
「は〜い」
ドアを開けてエレベーターを待っていると、ひまりが後ろから走ってきた。
「おにい、私も一緒に〜」
息を切らしながらひまりは、手を俺の肩に置く。チンッ、とエレベーターが上に上がってくると一階を押して下に降りた。
「うう、寒い」
「あはは、お兄ちゃん寒がりだね〜」妹は野生児だ。
「じゃ、俺はこっちだから」
「うん、じゃあ」
俺の高校とひまりの中学校はあまり近くはない。それでも徒歩30分圏内で行ける。太っていたときこんな歩いていたら死んでただろうな。
ぼや〜っと歩いていると後ろから走ってくる人に気づかない。もちろん相手も気づいてはいなかった。
「キャッ!」
「えっ!?ちょ、うわっ!!」
思いっきり背中に突撃されて前に倒れた。誰だかわからないが、しっかり前見てくれ。
「うっ、お、重い」
「お、重いなんてし、失礼です」
少し高めの声だった。え、もしかして女性?あ、なんか、むにゅって、むにゅっていうか、もにゅっていうか柔らかいものが…
「あ、す、すみません。いや、早く退けてください」
「ああ!ごめんなさい」
なんで、下にひかれてる俺が謝るんだよ。どうみても俺は悪くないじゃねえか。
今俺は仰向けじゃなく、うつ伏せになっている。だからとても痛い。
「あ、あの、ほんとすみません!」勢いよく頭を下ろして、謝罪をしてきた。
「いや、、いいよ」
綺麗な子だ。手入れされてるのがよくわかる黒い髪は、とても良い匂いがする。
「じゃ、私はこれで…」
「え、ああ」
そう言って俺の学校の方へ走って行った。
「同じ制服だったな…先輩か?」冬のせいか、キズがめっちゃ痛かった。
[水平線]
「桜田葵?誰だ?」俺の知らない人のロッカーがある。もしかしてこれが転校生か?まあいいか。
廊下を歩いて、教室のドアを開ける。
「ち〜す!おっはよ春人」
「おお、将暉おはよう」
「あ、春人おはよう」いつものように、俺の席で雑談が始まる。なんだかんだ言ってこいつらのことをきにいっている。
「いよいよ、席替えかつ、転入生!!」将暉嬉しそうに声を上げる。
「なんでそんな朝から元気なんだ?」
「ははは、春人、将暉はいつもだよ」
「確かに」
席替えは気にならないけど、気になるのは転入生の方かな。一体誰なんだ?桜田葵っていうくらいだから多分女子だよな。
「は〜い、じゃあ席に座れ〜ホームルーム始めるぞ」先生はドアを開けて手を叩きながら教卓に立つ。
「じゃ、席替えするぞ」
席替えが先になるのか?転入生の紹介より先に?どういう基準だよ。
[水平線]
「よ〜し、じゃあ転入生を紹介するか」
「「おお」」
クラスが盛りあがり始めた。まあ、転入生とか高校になってなかなかないもんな。俺には、そんなだけど。
「じゃあ、入ってきて」
「失礼します」
クラスは静かになった。彼女のカリスマ性とその美しさに…だが俺はそんなことより1番突っ込みたいことがる。
(なんでお前なんだよ!!??そんなベタな展開あるか?まさか朝ぶつかって彼女は誰だ?ってなったらまさかの転入生でしたってオチ?そんな展開あってたまるか!)
「あっ」
「うっ、、!」
相手も俺がいることに気づいたのか、目が合ってしまい声を上げた。
「ん?どうかしたか?」
「いえ、何もないです」
「そうか、じゃあ自己紹介頼む」
「はい、桜田葵です。よろしくお願いします」綺麗な透き通る声だった。
「おう、じゃあ確か席が…春人だな」
「は〜!?」
もしかして隣の席空いてたのってそういうこと!?
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