二次創作
先生、助けに来たで
「…もう追いかけて来ないみたいやな」
トントンの言葉に、全員がホッと息をつく。校舎の中は薄暗く、不気味な静けさが漂っていた。
「…猿山、どうしたら助けられるんやろ」
ゾムがボソリと呟く。ウツとコネシマが顔を見合わせた。…彼の問いに答えられる者は、誰もいなかった。
「せっかくまた会えたのに…先生が"鬼"のままじゃ無理やんか…」
ゾムはうつむき、悔しげに拳を強く握った。透明な雫が、彼の目に溜まる。
「諦めるのはまだ早いよ、ゾム君」
「…刑事」
ポンッと絵斗の大きな手が、ゾムの頭の上に乗せられた。…たくさんの人を救ってきた、刑事の手。顔を上げると、優しげな目が彼を見ている。
「君は一人じゃない。一緒に猿山を助ける方法を考えよう?」
「…」コクリッ
(オレには頼れる仲間がいるんや…泣いてる場合じゃないよな)
ゴシゴシと目をこすり、ニッと絵斗に笑いかけるゾム。彼の仲間は皆、ニッと笑い返した。
「素晴らしい友情ですな。私が貴方達の手助けをして差し上げましょう」
「?!」
突然聞こえてきた声に驚く全員。トントンは声の主を見て、ハッと息を呑んだ。
「あのときの"執事さん"やないか!!」
「えぇ、[漢字]桃瀬様[/漢字][ふりがな]トントン[/ふりがな]のおっしゃる通りでございます」
いつからそこにいたのか、あの執事が優しげな笑みを浮かべ立ち尽くしている。
「助けるって…何をしてくれるんや?」
ロボロが問うと、執事は全員の顔を見回してから答えた。
「"鬼の殺し方"を教えて差し上げましょう」
[大文字]ゴクリッ[/大文字]
全員の目の色が変わる。特にゾムは、食い入るように執事を見た。
「方法はただ一つ…鬼に"封印の水晶"を当て、それと同時に"偶像を破壊"するのです」
「それだけで良いんやな…?」
「えぇ。それでは、ご健闘を祈ります」
そう言い残すと、執事は消え去った。しかし、もう彼らが驚くことはなかった。
「よし聞いたかお前ら!はよ行こうぜ!」
「いや待て大先生、まだうろついてるかもしれんやろ。もう少し様子見てから行こうや」
トントンの言葉に、「それもそうやな…」と、ウツは食い下がった。
「…ん?執事がいた辺りになんか本が落ちてるぞ??」
絵斗が"それ"を拾い上げる。そして…大きく目を見開いた。ロボロが覗き込む。
「どれどれ…ッッ?!」
「何が書いてあるんや?」
不思議そうにトントンが聞くと、ロボロはそれを読み上げた。
"もうすぐ なかま ふえる うれしい あおいニットぼう かぶった にんげん [漢字]ごぜんごじ すぎたら[/漢字][ふりがな]・・・・・ ・・・・[/ふりがな] そいつも なかま そいつも [漢字]かんぜんに[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな] おにとなる"
「「?!」」
「午前…5時を過ぎたら…?」
サッとゾムの顔から血の気が引く。それは他の全員も同じだった。現在の時刻は午前1時30分。残された時間は少ない。
[中央寄せ]―猿山が鬼になるまで、残り3時間30分―[/中央寄せ]
トントンの言葉に、全員がホッと息をつく。校舎の中は薄暗く、不気味な静けさが漂っていた。
「…猿山、どうしたら助けられるんやろ」
ゾムがボソリと呟く。ウツとコネシマが顔を見合わせた。…彼の問いに答えられる者は、誰もいなかった。
「せっかくまた会えたのに…先生が"鬼"のままじゃ無理やんか…」
ゾムはうつむき、悔しげに拳を強く握った。透明な雫が、彼の目に溜まる。
「諦めるのはまだ早いよ、ゾム君」
「…刑事」
ポンッと絵斗の大きな手が、ゾムの頭の上に乗せられた。…たくさんの人を救ってきた、刑事の手。顔を上げると、優しげな目が彼を見ている。
「君は一人じゃない。一緒に猿山を助ける方法を考えよう?」
「…」コクリッ
(オレには頼れる仲間がいるんや…泣いてる場合じゃないよな)
ゴシゴシと目をこすり、ニッと絵斗に笑いかけるゾム。彼の仲間は皆、ニッと笑い返した。
「素晴らしい友情ですな。私が貴方達の手助けをして差し上げましょう」
「?!」
突然聞こえてきた声に驚く全員。トントンは声の主を見て、ハッと息を呑んだ。
「あのときの"執事さん"やないか!!」
「えぇ、[漢字]桃瀬様[/漢字][ふりがな]トントン[/ふりがな]のおっしゃる通りでございます」
いつからそこにいたのか、あの執事が優しげな笑みを浮かべ立ち尽くしている。
「助けるって…何をしてくれるんや?」
ロボロが問うと、執事は全員の顔を見回してから答えた。
「"鬼の殺し方"を教えて差し上げましょう」
[大文字]ゴクリッ[/大文字]
全員の目の色が変わる。特にゾムは、食い入るように執事を見た。
「方法はただ一つ…鬼に"封印の水晶"を当て、それと同時に"偶像を破壊"するのです」
「それだけで良いんやな…?」
「えぇ。それでは、ご健闘を祈ります」
そう言い残すと、執事は消え去った。しかし、もう彼らが驚くことはなかった。
「よし聞いたかお前ら!はよ行こうぜ!」
「いや待て大先生、まだうろついてるかもしれんやろ。もう少し様子見てから行こうや」
トントンの言葉に、「それもそうやな…」と、ウツは食い下がった。
「…ん?執事がいた辺りになんか本が落ちてるぞ??」
絵斗が"それ"を拾い上げる。そして…大きく目を見開いた。ロボロが覗き込む。
「どれどれ…ッッ?!」
「何が書いてあるんや?」
不思議そうにトントンが聞くと、ロボロはそれを読み上げた。
"もうすぐ なかま ふえる うれしい あおいニットぼう かぶった にんげん [漢字]ごぜんごじ すぎたら[/漢字][ふりがな]・・・・・ ・・・・[/ふりがな] そいつも なかま そいつも [漢字]かんぜんに[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな] おにとなる"
「「?!」」
「午前…5時を過ぎたら…?」
サッとゾムの顔から血の気が引く。それは他の全員も同じだった。現在の時刻は午前1時30分。残された時間は少ない。
[中央寄せ]―猿山が鬼になるまで、残り3時間30分―[/中央寄せ]