A.ヒーロー? Q.いいえ、探偵よ
個性把握テストその後
着替えた後教室に戻ると学校からの プリントやらが机の上に配布されている
主にカリキュラムの書類等のようだ
数種類はあるであろうそれらを折れないようにファイルに挟んでいく
粗方しまうことが出来たその時、「ねぇ!」と横から声をかけられるのにそちらを振り向けばそこには1Aの女子達がいた
麗日お茶子はもう既に帰ったのだろうか、女子達の中にはいなかった
『なにかしら?』
「さっきのテスト凄かったね!私、芦戸三奈!!」
「ほんとほんと、まじ上位互換って感じ?ウチは耳郎響香」
「空飛んだり、めちゃ速かったりね!私葉隠透!!」
「ケロ、蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。私思ってることは何でも言っちゃうんだけど、あなたの個性とっても気になるわ。 」
一気に話しかけられ思わず後ろに背を少し逸らした
1Aの女子は流石ヒーロー科の女子だけあってみんなパワフルなこと
「皆さん!そんなに一斉に話しては○○さんがお困りになりますわ!」
『大丈夫よ、個性は....そうね、秘密よ』
そう言ってイジワル笑顔を浮かべれば何故か女子は自分の胸元を握りしめている
イケメンだ....!!自分の顔の使い方がわかってる....!!かっこいい...!!などの声が飛んできた。
そんなつもりはなかったのだけれども笑(はい嘘です)
『それじゃあ、私用事があるから帰るわね』
「まぁ!用事があるのに引き留めてしまってすみません!」
八百万百、まぁ、百とでも呼んでおこうかしら。に、謝られた。
学校を出たところで電話が鳴った。
着信先は.....出なくていいかしら。
そう思ったが何度もかけてくることを想像すると面倒なので、繋げる。
「おっ、繋がった。○○ちゃん元気にしとう?」
『何かしら、
"ホークス"』
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