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ヒロアカの夢小説です

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A.ヒーロー? Q.いいえ、探偵よ

#4





《第1種目 》50m走




各々の個性を使いこなし記録を伸ばすクラスメイト達




あるものは爆破あるものはレーザーを使いこなして




クラスメイトは全員で21人、50m走では2人1組で走るのだが奇数のためどうしても1人余ってしまう





そうなると必然的に出席番号が最後の私が1人で走ることになるのだ





「はぁ....本当合理的じゃない。おい1人で走るか?」

「ん?1人でいいわよ」

「そうか」





スタートラインに立ち合図を待つ





最後の走者だからか自然と目線がそちらに向く



『[小文字]無個性だからそんなに期待しないで欲しいのだけれど[/小文字]




ほとんど、いやあいざーさん以外は全員○○が個性を持っていると思っているだろう。そしてなんの個性かも気になっている。





『あいざーさん、ゴール乗り越えた時にタイムは切ってちょうだいね』



みんながどう意味か分からない中、相澤は分かってしまった。


こいつは今から、





「START!」



『よいっ...しょ!』





飛ぶのだと




「2秒3」



『あら、落ちたわね』





みんなあんな速さで飛ばれて唖然としているのに、落ちたなど聞いたら.....



一瞬静まり返り一気に湧き出してしまう





「うぉぉ?!なんだあの速さ!??飛んだだけ、いや個性か!!」

「ぼっ、俺よりも速い……」

「すっげぇなお前!!」





周囲が騒然とする中切島鋭児郎が声をかければ、かけられた本人は「どうも」と返している



私的には焦っている緑谷出久の方が気になるのだけれど





《第2種目》握力測定は187kg。みんなパワーの個性?でもさっきのは?とか言ってるけど、無個性なのよ。でも筋力が落ちたなどと思ったのは秘密。


《第3種目》立ち幅跳びはさっきは速さを求めていたけど長さならと、惜しくも4m行かず、3m98(もはや人間なのか?)







上体起こしや、長座体前屈などが終わり、次は《第5種目》 ボール投げ、私は160m








先ほど爆豪がデモンストレーションを行ったボール投げ






ここまで緑谷出久は特に爪痕を残せていない





『(まだワンフォーオールを使いこなせていない。まぁ、それもそうね)』





焦っている様子が遠目でも見て取れる。あのままボールを投げれば、おそらく腕が折れてしまう




でもね、緑谷出久。あなたにはなにか、なにか感じるの





彼の目は焦りからか何も見えてはいないように見えた











彼が個性を使おうとしているのが分かった。


これは、あいざーさんに止められるわよ





「46m」


ほら



ポテッと落ちたボールと同時に相澤が記録を読み上げる。確実に力を使おうとしてたであろう緑谷は、その記録に目を見開き震えている







相澤の個性だ。




個性を消し、捕縛武器で緑谷を縛り上げ近寄る相澤は言う






ヒーローが行動不能になっていいのか





誰かに助けてもらうつもりなのか





1人を助けて動けなくなるだけなら、ヒーローにはなれない














しかし、容赦ないそれらの厳しい言葉は











彼の中の可能性を開くトリガーとなった




もう一回、緑谷出久がボール投げを始める。そうすると、投げる直前、


私の背筋がブワッと震えた。





「まだ…動けます!!」




まだ調節はできない緑谷だが、パワーを使う場所なら決められると、自分の指を見せて証明して見せた彼に相澤の頬が上がる




「こいつ……!」







緑谷出久、その存在は今後大きく物事を動かすかもしれない。











それから種目は終わりトータルを出せば、私の名前は4位の横にあった。




その順位は、無個性に負けている人物が17名いることを示した。



除籍は合理的虚偽と言った彼にみんなが叫ぶ中、私は嘘つき、と小さく心の中でこぼした





でもそれには、理由があることも















(可能性、感じたのね)





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作者メッセージ

ほわぁ....!

2024/07/15 16:40

nako ID:≫9820tLSVMWUTw
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