A.ヒーロー? Q.いいえ、探偵よ
[太字]無個性[/太字]
今日も個性が発現する人はいる。その個性で悪いことをしようとする人だってね
「だっ、誰か!そいつを捕まえてくれ!強盗なんだ!」
『あまり大声を出さないで、耳に響くわ。』
「うぁ…離せ!!いっ…!」
犯人の手首を捻って、背中に座る。奪ったものはもう片方の手に。そして暴れるようだから手首をもう一回捻る。折らない程度にね
「えっ、も、もう捕まえて…」
『当然よ、ここで起きることはわかってたから』
「す、すごい…なんの個性を持っているんだい?未来予知とか…」
『無個性よ』
「え、無個性…?」
タタタタッ
あら、クリウドかしら?また仕事を奪ってしまったわね
「チッ、またお前か。中学生が逮捕の手助け八割に関わるなぁ!」
『あら、クリウドがくるのが遅いから私が捕まえてあげてるのだけど?感謝してくれないかしら。あともう高校生よ』
「オメェさんは、《探偵》だろうが!ヒーローの仕事を奪うな!しかも俺のばっかりな!!」
『何を言ってるの?探偵の仕事は人助けなのよ?』
これは、探偵の無個性が一年A組で成長していく物語だ。
このボタンは廃止予定です