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・この小説は、現 HoYoverse(旧 miHoYo)様が提供するゲーム「原神」に登場するキャラクター、アルハイゼンをメインとした恋愛小説です。
・この小説は、所謂「夢小説」と呼ばれるジャンルです。
・作者はゲームこそやっていますが、ストーリーにそこまで詳しいわけではありません。
・キャラ崩壊には目をつぶってください。

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二次創作
揺蕩う草に永遠の思いを。

#4

旅人。

数日が過ぎた。

ドアを優しくノックする音がして、私はそれに対応し、ドアを開けた。
そこには、クラクサナリデビ様と、2人の少女が立っていた。

「わぁ!!服ぐらい着ろよ!!」

空を飛ぶ幼女にそう言われ、自分が服を着ていなかったことに気付いた。

「パイモン、旅人、この方が●●。仲良くしてあげて頂戴ね」

「それじゃあね。旅人、パイモン、●●」

と言って、クラクサナリデビ様は旅人とパイモンを私の家に押し込んで、ドアを閉めた。

「………早く着替えてもらえる…?目のやり場に困るんだけど…」

金髪の少女は頬を赤くして、両目を両手で塞いでいた。
私は、渋々リビングに行き、キャミワンピースに着替え、玄関へと戻った。

「それだけ…?モラがないの?貸そうか?」

「モラはあるから大丈夫」

ポケットの中からモラを取り出そうとする金髪の少女、なぜ初対面の相手にそこまでするのか、と不思議になるが、私は断った。

「ごめん、失礼なんだけど、リビングに行ってもいい?」

「勝手に上がったら」

私は玄関に座っていた腰を上げて、金髪の少女を見下ろしながらそう言った。

「なんなんだよアイツ〜!ちょっと鼻につくやつだなぁ…」

「…パイモン」

「おいらが悪かったって!」

そんな会話を右から左へと流しながら、私はリビングへとつながるドアを開いた。
そして、金髪の少女を椅子に座らせ、私は紅茶の入ったポットと、カップを2つ持っていった。

「おい!おいらの分はないのかよ!」

空を飛ぶ幼女が足をジタバタさせて、不機嫌になりながらそう言葉を放った。

「子供向けの味ではないから」

私は、ポットからカップへ紅茶注ぎながら、静かにそう発した。

「パイモンは少し私のを分けてあげるよ」 

「おう!ありがとな!」

空を飛ぶ幼女は機嫌が治ったようで、金髪の少女に向けて笑顔を作った。

「こっちだけで話してて、ごめんね」

「ナヒーダから聞いた情報だと、貴方が●●であってる?」

金髪の少女は空を飛ぶ幼女から目線を逸らし、私に目線を向けた。
そして、金髪の少女は私に向かって首を傾げた。

「私は、●●。あってる」

クラクサナリデビ様のことをナヒーダと呼んでいるのに少し驚いたが、スメールを救った英雄、当然か。

「貴方達は、何者なの」

私は紅茶を口に運びながらそう発した。

「私は蛍、旅人とか好きに呼んでいいよ」

「こっちはパイモン」

そして、空を飛ぶ幼女を手で指して、私に向かってそう言った。

「そう」

私は、紅茶を飲み込んだ後、蛍に向かってそう言った。

「●●はエルフなの?」

「その通り」

私は再度、紅茶を口まで運んで、飲み込んだ。

「ほえー!お前エルフなのか!」

「なぁなぁ!何年生きたんだ?エルフって長生きするんだろ?」

パイモンが急に興奮し出した様子で、私に向かってそう言った。

「もう何年生きたか覚えてない、あと私は寿命がないエルフ」

私は、渋々その質問に答えた。

「うぅん…?エルフって寿命がない生き物なのか?」

「私だけ、何故か寿命がないみたい。私の場合は、あと1000年もしたら、最後の成長を終える。そこからは容姿も老いはしないらしい」

蛍とパイモンを目を大きくさせ、まるで興味を持ったかのように私に詰め寄った。

「不老不死ってことか…!かっこいいな!」

パイモンが大きな声で、目を輝かせ、私にそう言葉を放った。

「ねぇ、もっと話を聞かせてよ」

蛍も同じような反応で、私にそう言葉を放った。

あぁ、これからどうなってしまうのだろうか。

作者メッセージ

私、こういうエルフとか長寿だったり不死だったりする生き物が人と関わって、少しづつ変わっていく物語大好きなんです。最終的には、その変わっていく時に側に居てくれた人も居なくなってしまうわけじゃないですか、そういう儚いけど美しく、どこか切ない物語めっちゃ好きなんですよね。

皆様そうです。葬送のフリーレンです!!!

2024/12/26 09:52

ツクヨミ ID:≫bpFw.q3QlfiFw
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