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memory

#9

私の過去

「お兄ちゃん!一緒に遊ぼ?」
私には大好きな兄がいた。私みたいに外でパッと遊んだりしないカッコいいクール男子だけど、私には明るい一面を沢山見せてくれる。
「俺は吸血鬼の血ももってるから日光がだめなんだよ。ごめんな。」
そうだった。お兄ちゃんはお母さん(吸血鬼)の血を半分ぐらいひいてるから日光にあたると燃えちゃうんだ。一方私は良い感じにひいてる。お父さんの身体能力、お母さんの技が使えないところ。私は見た目は人間と同じ。
「ぶぅ...。」
「サン、聖愛、昼御飯作るの手伝ってくれる?」
「分かったぁ~!今行く~!」
「あんまり走るなよ?」
「うん!」
あぁ、こんな毎日がずっと続けばいいのにな。
「キッチンやっぱりおおき__」

[大文字]バァァァァァァン[/大文字]

「なんの音!?」
台所の壁が吹き飛んだ。ほんとになにこれ。また研究室が爆発したの?
「[太字]人間だ!魔界警察が来たぞ!逃げろ![/太字]」
門番の人の声だ。
「聖愛、サン、こっちへおいで。」
お母さんは私たちに手招きする。だけど...
「...トルネード。死ね。魔族ども。」
そのせいでお母さんから一番遠かったお兄ちゃんは飛ばされた。
「サン!お母さんの手をしっかり握って!」
「お兄ちゃん!」
竜巻のせいでお兄ちゃんを見失ってしまった。
「聖愛、おいで。離してはいけません。わかった?」
「うん。」
「...ガスト!」
風属性の魔法がお母さんに当たった。
「お母さん!っ!」
私は奇妙な女の人に捕まれた。
「聖愛ちゃん、私の目をみて?」
「え?」

私の視界は徐々に暗くなっていく。...なに?これ。


気がつくとそこは知らない家だった。
「輝、おはよう。」
あの奇妙な女の人だった。怖かった。けど、万が一私に洗脳の魔法をかけている可能性があるから私は...

[太字]この家で輝として生き、お兄ちゃんを見つけることにした。[/太字]

「じゃ、お母さん。行ってくるね。」


教室にギリギリセーフで入れた。
拐われてから2年が経過した。
「今日転校生来るってマジ?」
転校生?...お兄ちゃんだったらいいな。

[太字]ガラガラ...[/太字]

「みなさん、こちら、七星さんです。自己紹介をお願いします。」
「はい。...七星太陽です。使えるのは炎属性。よろしくお願いします。」
...!?お兄ちゃんだ。
けど、お兄ちゃんは私のことをわかってないのかも知れない。
「席はどこが空いてる?...月野、君の横は空いているかい?」
「は、はい。空いてます。」
「それじゃ、あの席に座って。」

[太字]これから私はお兄ちゃんに記憶を取り戻してくれるようにしようと思う。[/太字]

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

さぁ、1話に戻りましたねぇ。
これから楽しみです

2024/08/07 08:39

七星太陽 ID:≫rpbAI5cf7ppFQ
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