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memory

#8

Sクラスたちの過去~七星太陽編~

俺には双子の妹がいる。素直で天然で...。
そんなあいつは前世でも妹だった。昔は[漢字]一ノ瀬愛良[/漢字][ふりがな]いちのせあいら[/ふりがな]として。今は[漢字]聖愛[/漢字][ふりがな]せいら[/ふりがな]として。あいつも前世の記憶があるそうだ。
「お兄ちゃん!一緒に遊ぼ?」
「俺は吸血鬼の血ももってるから日光がだめなんだよ。ごめんな。」
「ぶぅ...。」
聖愛の前世は残酷だった。産まれたときから片腕がなく、それを気味悪がって俺と聖愛を捨てた。俺はもともと片目がなかったから両親に嫌われてたんだが。この親のもとで産まれて良かったと思っている。
「サン、聖愛、昼御飯作るの手伝ってくれる?」
「分かったぁ~!今行く~!」
「あんまり走るなよ?」
「うん!」
俺の今の母は[漢字]杏樹[/漢字][ふりがな]あんじゅ[/ふりがな]といって、元勇者。魔王討伐のはずが魔王(父)に惚れ込んで結婚まで行ったとかなんとか。
「サン皇子、これなんですけ__」

[大文字]バァァァァァァン[/大文字]

「なんの音だ?」
そとから爆発音となにかが燃える音がした。
「[太字]人間だ!魔界警察が来たぞ!逃げろ![/太字]」
「聖愛、サン、こっちへおいで。」
俺は母からなんども聞いたことがある。魔界警察。それは俺らみたいな魔族を捕まえて奴隷にするやつら。そんなやつらが今、目の前にいる。
「...トルネード。死ね、魔族ども。」
「サン!お母さんの手をしっかり握って!」
やばいっ、風が強すぎて握るどころじゃないぞ!?
「お兄ちゃん!」

運悪く、俺の手は母から離れてしまった。

「...っ!」
「魔族を捕らえた。今そっちに帰る。」
「離せよ!」
「...ガキか。」
俺は何人もの魔界警察に捕らえられ、身動きがとれなくなった。

その後のことはもう思い出したくもない。

「七星さん、また任務らしいですよ?どうかしましたか?」
「あ、あぁ。何でもない。」
俺は離れていても、あいつがまだ生きてることを信じて今まで生きていた。

[太字]やっと、見つけた。[/太字]

~fin~

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作者メッセージ

残るはあと一人!頑張るからよ。褒めてくれよ?

2024/08/07 08:17

七星太陽 ID:≫rpbAI5cf7ppFQ
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