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memory

#7

Sクラスたちの過去~雷鳴&楓編~

俺には双子の兄がいる。ウィンという名前の風神。あ、俺はライボルト。雷神だ。
「ライ、狩の時間だってよ。」
「あいよ。」
俺らは親がいない。自然が親みたいなもんだ。
「今日は猪か鹿で良いだろ。肉肉...。」
自然はやっぱりいいなぁ。風が気持ちいい。小鳥のさえずりが聞こえる。もうそんな季節か。

[大文字]パーン![/大文字]

「あ?なんの音だ?」
「銃声...!」
銃声がした方角はエルフたちの村。もしあれが人間だった場合...
「村長!」
そこにあったのは村長の遺体。周りには血が散乱している。
「エルフのみなさん!逃げて下さい!出来るだけ遠くに!」
ウィンは大声をあげた。俺は銃弾の匂いをたどって犯人を探す。
(いた!)
人間だ。そうか。今は天人魔界大戦争だったな。
「人間!俺はお前を許さない!」
人間は俺を見た。打って来る。

[大文字]バッシャーン[/大文字]

み、水!?ヤバイ。

[大文字]パーン![/大文字]

血だ。...俺からか?...うっ。痛い。
「仕留めたか!?」
「あぁ。...このクソ魔族が。」
俺、こんなの始めてだよ。痛いとか。今まで怪我したことなかったし。
「ガスト!」
風か。兄貴の風だ。
「俺の弟に手をだすなぁぁぁぁぁ!」
兄貴らしくないなぁ。...俺、頑張るからよ。褒めてくれよ?
「...シヴァ。」
「...我が主に手を出したのはどいつだ?」
シヴァさん、頼みました...よ。


「ライ、ライっ!」
兄貴、ごめん...。
「シルフィード」
なんだ?その技。
「シルフィード、治癒は出きるか?」
「ええ。」
「頼む。」
なんだ、これ。気持ちいい。


「ライ、目は覚めたか?」
「んんっ...!?」
「シルフィードさんが治癒魔法でお前を助けてくれたんだよ。感謝しろよー?」
辺りは血濡れていた。俺が寝ていたとき、なにがあったんだ?
「お前がシヴァさんを召還してくれたお陰で被害は最小限になった。...だか、村長は助からなかった。そして森も。」
「...ごめん。」
「悪いのは人間だよ。エルフも何人か連れてかれた。」
「俺、人間に復讐する。」
「俺も。」
俺はこの日、自然を破壊し、エルフを拐った人間に復讐することを決めた。
俺はライボルトを痛めつけた人間に復讐することを決めた。

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作者メッセージ

あと...2つぅぅぅ。

2024/08/04 17:38

七星太陽 ID:≫rpbAI5cf7ppFQ
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