終わりを告げる
悠磨side
由美「いつ死ぬの?」
悠磨「大体1年後くらいだって」
由美「大体とくらいってかぶってない?」
悠磨「今そこ?」
由美「ふうん」
由美は、自分の手首についたアクセサリーをいじる。不安になったときにやる癖だった。
由美「痛い?」
悠磨「まあ、そこそこ」
由美「そっか、」
由美が僕の家から帰るときに後ろを向いたまま、聞こえてきたすすり声を聞いて僕は立っていることができなかった。
医者「持ってあと半年でしょう」
そう診断されたのは僕じゃない。彼女だった。
由美「…え」
医者「発見が遅れてしまったので、だいぶ悪化していますね。画像で見てもらうと…………」
由美が、死ぬ。僕よりも、先に。死ぬ僕よりも、半年も先に死ぬ。体の内側にぐるぐるとした黒い渦が巻いているような、気持ち悪さが僕を襲う。
なんでだ、体調が悪いから病院に来ただけだったろう?何でこんな思いをしなければならない、何でだ、なぜ。
先に死ぬのは、彼女だったんだ。
由美「いつ死ぬの?」
悠磨「大体1年後くらいだって」
由美「大体とくらいってかぶってない?」
悠磨「今そこ?」
由美「ふうん」
由美は、自分の手首についたアクセサリーをいじる。不安になったときにやる癖だった。
由美「痛い?」
悠磨「まあ、そこそこ」
由美「そっか、」
由美が僕の家から帰るときに後ろを向いたまま、聞こえてきたすすり声を聞いて僕は立っていることができなかった。
医者「持ってあと半年でしょう」
そう診断されたのは僕じゃない。彼女だった。
由美「…え」
医者「発見が遅れてしまったので、だいぶ悪化していますね。画像で見てもらうと…………」
由美が、死ぬ。僕よりも、先に。死ぬ僕よりも、半年も先に死ぬ。体の内側にぐるぐるとした黒い渦が巻いているような、気持ち悪さが僕を襲う。
なんでだ、体調が悪いから病院に来ただけだったろう?何でこんな思いをしなければならない、何でだ、なぜ。
先に死ぬのは、彼女だったんだ。
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