あなたの声が聞こえるまで
#1
短編
私は、●●。この季節になると思い出す。あの日を…
その日は、バレエがあった。私が、歩いていくと、何かが目の前をサッと通った。私は、その何かを追いかけた。見つけたと思い見てみると、それは、紛れもない人だった。少し年上、もしくは同い年くらいの男の子だった。すると、
「君何しに来たの?」と、問いかけてきた。私は、
「バレエだから、来たの」と答えた。答えたのにその子は、聞いていないように見えた。聞いていないのでは、ない…寝ているのだ。私は、起こそうとした。その子が目を覚ます。「ふぁぁぁ…」よくその子の顔をみると隈が目立った。寝不足だろうか。私は、不意にそう思った。名前を聞いてみたい、私は、仲良くなりたいと感じた。だから「私は、●●。12歳あなたは?」「僕は、優。12歳。」同い年と分かり、私は、嬉しさを感じた。好き…になってしまったかもしれない。一目惚れだった。時間は、あっという間に過ぎ私は、バレエをサボってしまった。だが、このサボりは、サボりをした後悔より話せた嬉しさが勝った。そのため、私は、また話したいと思った。「また、また話そう!」「そうだね…」と少し寂しそうに見えたが、私は、また話せるということが分かり、あまり気に留めなかった。そして、会える日は、会い、話した。
そんな中待っても待っても来ない日があった。待っていると苺病院から電話があった。なぜだろう?私は、そう思いながらも電話に出た。「●●さんですか?」「は、はい」「今から病院に来れますか?」「えっと、行けますけど…?」「詳しいことは、病院で伝えます。」と言われてとりあえず急いで病院へ向かった。すると、見知らぬ人が「あなたが●●ちゃん…?」と言われた。「はい…?」「来てくれてありがとうっ…優のために…」「優の…ために…?」優に何があったの…?訳が…わからない…よ…?「ゆ、優さんに何があったんですか…?」聞きたくない…だけど向き合わなきゃ…「優ね、もともと心臓が悪かったの…ポロポロ今日悪化して…さっき…亡くなって…ポロポロ」「っ…ツー」私の頬を自然と涙が伝った。「それと優がこれを●●ちゃんにって…私たちも見てないわ…あなた宛だから…でも、私たちも知りたいの、優が最後に何を伝えたかったのか…」「は、はい。…読みますね。」
「●●へ、
●●がこれを見てるってことは、僕は、もうこの世にいないみたいだね。心臓のこと伝えてなくてごめんね。でも、どうしても、心配かけたくなかったんだ。僕は●●と出会えて幸せな人生だった。今、●●は、泣いてるかもしれない。けど、泣かないでほしいな、僕空から見てるよ?泣いてたら怒っちゃうからね( *`ω´)そして、本当は、直接言いたかったんだけど…好きだよ、ずっとずっと好き。優より。」
「ポロポロ…優ぅ…私も、私も好きだよ…絶対に忘れないからっ!ポロポロ」
この日のことを忘れたことは、一度もない。今も好きだから。
その日は、バレエがあった。私が、歩いていくと、何かが目の前をサッと通った。私は、その何かを追いかけた。見つけたと思い見てみると、それは、紛れもない人だった。少し年上、もしくは同い年くらいの男の子だった。すると、
「君何しに来たの?」と、問いかけてきた。私は、
「バレエだから、来たの」と答えた。答えたのにその子は、聞いていないように見えた。聞いていないのでは、ない…寝ているのだ。私は、起こそうとした。その子が目を覚ます。「ふぁぁぁ…」よくその子の顔をみると隈が目立った。寝不足だろうか。私は、不意にそう思った。名前を聞いてみたい、私は、仲良くなりたいと感じた。だから「私は、●●。12歳あなたは?」「僕は、優。12歳。」同い年と分かり、私は、嬉しさを感じた。好き…になってしまったかもしれない。一目惚れだった。時間は、あっという間に過ぎ私は、バレエをサボってしまった。だが、このサボりは、サボりをした後悔より話せた嬉しさが勝った。そのため、私は、また話したいと思った。「また、また話そう!」「そうだね…」と少し寂しそうに見えたが、私は、また話せるということが分かり、あまり気に留めなかった。そして、会える日は、会い、話した。
そんな中待っても待っても来ない日があった。待っていると苺病院から電話があった。なぜだろう?私は、そう思いながらも電話に出た。「●●さんですか?」「は、はい」「今から病院に来れますか?」「えっと、行けますけど…?」「詳しいことは、病院で伝えます。」と言われてとりあえず急いで病院へ向かった。すると、見知らぬ人が「あなたが●●ちゃん…?」と言われた。「はい…?」「来てくれてありがとうっ…優のために…」「優の…ために…?」優に何があったの…?訳が…わからない…よ…?「ゆ、優さんに何があったんですか…?」聞きたくない…だけど向き合わなきゃ…「優ね、もともと心臓が悪かったの…ポロポロ今日悪化して…さっき…亡くなって…ポロポロ」「っ…ツー」私の頬を自然と涙が伝った。「それと優がこれを●●ちゃんにって…私たちも見てないわ…あなた宛だから…でも、私たちも知りたいの、優が最後に何を伝えたかったのか…」「は、はい。…読みますね。」
「●●へ、
●●がこれを見てるってことは、僕は、もうこの世にいないみたいだね。心臓のこと伝えてなくてごめんね。でも、どうしても、心配かけたくなかったんだ。僕は●●と出会えて幸せな人生だった。今、●●は、泣いてるかもしれない。けど、泣かないでほしいな、僕空から見てるよ?泣いてたら怒っちゃうからね( *`ω´)そして、本当は、直接言いたかったんだけど…好きだよ、ずっとずっと好き。優より。」
「ポロポロ…優ぅ…私も、私も好きだよ…絶対に忘れないからっ!ポロポロ」
この日のことを忘れたことは、一度もない。今も好きだから。
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