吉岡「大丈夫ですか！？」
勘で隣を見ると、部屋がもう一つあった。
そのドアを開ける。
吉岡「！！」
そこには、もう1人、人間がいた。
？？「あ、あなた達は・・・？」
吉岡「俺たちは隣の部屋から来ました！」
ルーナ「何かあった？怪我とかない？」
？？「ああ、大丈夫ですよ。てか、隣ってことは・・・」
　　「聞きましたよね？狼の遠吠え・・・」
吉岡「狼・・・確かに遠吠えだった。」
ベリアル「我も聞いたぞ。」
吉岡「あの、俺は吉岡義人っていいます。」
ベリアル「我はベリアル。」
ルーナ「私はルーナって言います。」
東条「私は[漢字]東条麻弥[/漢字][ふりがな]とうじょうまや[/ふりがな]！よろしく〜。」
吉岡「ちなみに、年齢は・・・？」
東条「16歳！現役JKだよ〜。」
ベリアル「ふっ、我の方が上ぞ。」
ルーナ「ちょっと、そういうことは女子に言わないの。」
吉岡「そうだぞー？俺より年下なんだから〜。」
東条「あのぉ〜・・・」
吉岡「ん？どうしたんです？」
東条「他にも人っているんですかね・・・。」
吉岡「あ、確かに！左も見よう！」
そうして、ドアを開けて左へ向かう。
予想通り、残りの部屋は5つあった。
しかし、その部屋には誰も居なかった。
ベリアル「もぬけの殻だったな・・・。」
ルーナ「でも、このまま真っ直ぐ歩けば何かあるかも・・・！」
左の道をまっすぐ歩き、右の角を曲がると・・・
広々とした空間が出て来た。
そこには、5人の人間がいた。
吉岡「あ、どうも・・」
？？「とりあえず、全員座れ。状況を整理する。」
なんだこの人、上から目線に・・・
？？「ここはどこなの・・？」
ルーナ「とりあえず、みんな自己紹介しましょう。」
吉岡「俺は吉岡義人です。21歳です。」
ベリアル「我はベリアル。1・・7歳ぞ。」
ルーナ「ルーナです！17歳です！」
東条「東条麻弥です！16歳でーす！」
魔奈月「えっと、[漢字]魔奈月魔瑠[/漢字][ふりがな]まなづきまる[/ふりがな]です。12歳です・・。」
朽木「わたくし、[漢字]朽木有栖[/漢字][ふりがな]くちきありす[/ふりがな]と言います。13です。」
今川「俺は[漢字]今川拓郎[/漢字][ふりがな]いまがわたくろう[/ふりがな]。32歳だ。」
上野「上野康介。17歳です。」
晴島「晴島智です！15歳です！」
吉岡「全員で10人か・・・」
朽木「人がいっぱい・・。」
今川「てか、なんでここに来たんだ？俺ら何かしたか？」
上野「え、ここを知ってるんですか？」
今川「ああ・・ここはな、[大文字]人狼[/大文字]が支配する空間だ。」
　　「人狼が決めた特定の条件を持つ人間だけがここに連れてこられる。」
晴島「人狼！？怖い怖い怖い！！！」
東条「待って、特定の条件・・・？」
今川「それが分かんねえんだよ。」
？？「お集まりいただいた諸君、少し静かにしてもらおう。」
全員「！？」