‐RAY‐ 『短編集』
その頃、レイ、フィルア、ルーザを除いたボス達は豪華な会議室に集まっていた。
「緊急事態よ。」
抜群のプロポーションを持つ麗しい女性、誘惑ボスのミリョカがはじめに口を開く。実は、今回はこのミリョカが突然このメンバーを呼び出したのだ。なんだろうか?と皆疑問に思っているとミリョカは説明を初めた。
「まず、皆にはとある男に関わってもらうわ。その男っていうのが___コウカ・リーベという者よ。コイツがかなりの屑でね…。買春行為を、金と親の権力で揉み消すこと、六十四回。職業は表向きでは、学生だけれど本当は結婚詐欺師。警察に被害届を出した子も居たそうだけど、証拠不十分で捕まえられなかったわ。簡単に言うと超が付くほどのクソ変態やろうなのよ!」
ぷんぷんと可愛らしい動作で怒る麗しいミリョカはさぞ美しい芸術品だったが、今この際、そんなことはどうでも良いと四人は考えてしまう。
そのゴミと関われと始めに言わなかったか?聞き間違いであってもらいたかったが、残念ながらそうではないらしい。絶句していると更にミリョカは続ける。
「ソイツが合コンが好きなようでね?それなら、私達で合コンに行って、足りない証拠を見つければ__ソイツを刑務所に送ることが出来るわ!」
どうやら、今回の任務は、女の敵を排除することが目的らしい。だから、女子メンバーを集めたのか。
マリアが元気よく「はい!」と手を挙げる。
「どうしたの?」
「ワイの操瞳でそのまま地獄に送った方が良いやろぉ!全力出したるで!!!」
彼女の能力は、相手を操ることが出来るという優れものだ。確かに普段なら息の根を今すぐにも止めているところだろう。しかし__
「そうしたいのも山々なんだけどね…。証拠無く殺してしまうと、政治家の親から批判が来るだろうし、難しそうなのよ。それに、被害者の女の子達も浮かばれないだろうからね…」
「むぅぅぅっ」
別に実行してもいいが、なんとコウカの親は政治家なのだ。流石に政府との全面戦争は『トワイライト』として避けたいところだった。
「えぇっと…。つまり、ミリョカは私達に合コンをさせたいってことだね?」
「そうよ。というもの、あくまで数合わせだから特に頑張る必要もないわよ。私一人行くのも怪しいからね?ただ、美味しい料理を食べれるだけ!って考えると気が楽でしょう?」
そんな訳無いだろう。そんな変態野郎と飯なんか食べれるかよ。などそれに似た意味を含んだ目を全員がしていたが、ミリョカは気にしない。
「最近では友達にも見捨てられて、関わりを薄くされているだろうし、誘惑にすぐ引っかかると思うわ!もし、本当に行きたくないなら、フィルアでも女装させようかしら?うん、それもありね……。」
不気味なことを呟き始めたので、任務のため女性陣は合コンに参加することに決めた。
数合わせなら、特に何も起こらないまま終わると信じて。
____しかし、その考えは一時間後猛烈に後悔することになる。
「緊急事態よ。」
抜群のプロポーションを持つ麗しい女性、誘惑ボスのミリョカがはじめに口を開く。実は、今回はこのミリョカが突然このメンバーを呼び出したのだ。なんだろうか?と皆疑問に思っているとミリョカは説明を初めた。
「まず、皆にはとある男に関わってもらうわ。その男っていうのが___コウカ・リーベという者よ。コイツがかなりの屑でね…。買春行為を、金と親の権力で揉み消すこと、六十四回。職業は表向きでは、学生だけれど本当は結婚詐欺師。警察に被害届を出した子も居たそうだけど、証拠不十分で捕まえられなかったわ。簡単に言うと超が付くほどのクソ変態やろうなのよ!」
ぷんぷんと可愛らしい動作で怒る麗しいミリョカはさぞ美しい芸術品だったが、今この際、そんなことはどうでも良いと四人は考えてしまう。
そのゴミと関われと始めに言わなかったか?聞き間違いであってもらいたかったが、残念ながらそうではないらしい。絶句していると更にミリョカは続ける。
「ソイツが合コンが好きなようでね?それなら、私達で合コンに行って、足りない証拠を見つければ__ソイツを刑務所に送ることが出来るわ!」
どうやら、今回の任務は、女の敵を排除することが目的らしい。だから、女子メンバーを集めたのか。
マリアが元気よく「はい!」と手を挙げる。
「どうしたの?」
「ワイの操瞳でそのまま地獄に送った方が良いやろぉ!全力出したるで!!!」
彼女の能力は、相手を操ることが出来るという優れものだ。確かに普段なら息の根を今すぐにも止めているところだろう。しかし__
「そうしたいのも山々なんだけどね…。証拠無く殺してしまうと、政治家の親から批判が来るだろうし、難しそうなのよ。それに、被害者の女の子達も浮かばれないだろうからね…」
「むぅぅぅっ」
別に実行してもいいが、なんとコウカの親は政治家なのだ。流石に政府との全面戦争は『トワイライト』として避けたいところだった。
「えぇっと…。つまり、ミリョカは私達に合コンをさせたいってことだね?」
「そうよ。というもの、あくまで数合わせだから特に頑張る必要もないわよ。私一人行くのも怪しいからね?ただ、美味しい料理を食べれるだけ!って考えると気が楽でしょう?」
そんな訳無いだろう。そんな変態野郎と飯なんか食べれるかよ。などそれに似た意味を含んだ目を全員がしていたが、ミリョカは気にしない。
「最近では友達にも見捨てられて、関わりを薄くされているだろうし、誘惑にすぐ引っかかると思うわ!もし、本当に行きたくないなら、フィルアでも女装させようかしら?うん、それもありね……。」
不気味なことを呟き始めたので、任務のため女性陣は合コンに参加することに決めた。
数合わせなら、特に何も起こらないまま終わると信じて。
____しかし、その考えは一時間後猛烈に後悔することになる。
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