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殺人の描写があります

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‐RAY‐ 『短編集』

#1

PROLOGUE

誰にだって幸せな瞬間はある。

家族に最近のことを話した時。美味しいものを食べた時。
ベットに横になり眠りにつく時。友人と話し盛り上がった時。
人を愛し合った時。美しい自然を見た時。夢がかなった時。
一つ一つあげていると、キリがない。

____そして、最凶の殺し屋組織にもそれは存在する。

        

【 ‐RAY‐『短編集』 For happy times 】



「幸せってなんだろうな。」

ここは、最凶の名で呼ばれる殺し屋組織『トワイライト』の本部である。
時間帯はちょうどお昼時。本部に暮らしているボス達は食堂に集まり、昼食を取っていた。いつもは数人居なかったりするが、今日は珍しく全員が揃っていた。
「どうしたの、レイ?哲学?」
拷問ボス、モニカがデザートで食べていたプリンを食べるのを一回やめ、聞いた。
「いや、きっと厨二病だぜ……!レイってそういうとこあるし!」
情報ボス、ルーザがフォークを握りしめ語る。
「そういうとこなんて全然ねぇんだけどっ!?」
勢いよくレイがツッコむと二人は肩をすくめた。
「それで、なんで急に幸せについて訪ねたの?可愛い子ちゃん?」
誘惑ボス、ミリョカが小首をかしげる。美しい動作だ。
「あー、なんというかさ。俺等ってもう何人もの人生を潰してきているわけじゃん?最近それについて悩んできてな。で、色々考えてた結果、幸せってなんだろうなって。」
「どちゃくそ病んでるやー!厨二病でもあながち間違ってなかったわー!」
と暗殺ボス、マリアがけらけらと笑う。「こっちは真剣なんだぞ!」と叱るが聞く耳を持たない。
「幸せの定義は、満ち足りていて不満がなく、望ましい状態のことをです。 もう少し詳しくいえば、恵まれた状態にあって不平を感じない。という意味ですね。」
工作ボス、ムギが淡々と言った。真面目な彼女らしい回答だったが、今レイが望んでいた答えではなかった。落ち込んでいるレイに近距離ボス、フィルアが助言してくれた。
「___それじゃあ、今までの俺達の生活を振り返って、『幸せとは何なのか』考えましょうよ。」
偶然、今日は誰も大きな仕事では無く、そこそこ暇な人が多い。最後、参謀ボス、デシジョンがまとめた。
「…皆、改めて『幸せ』を考えてみようか……。」

そして、それぞれこれまでの『トワイライト』での出来事を思い出す。

幸せとは何なのか。 何が幸せなのか。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

本編でも書きましたが、現在、閲覧数が1042、 コメントが114となっております!!一話が2024/06/04 14:00。2024/06/25に回覧数1000&コメント100になりましたので、皆様のおかげで、僅か21日でここまでたどり着けました!
エグすぎです。吃驚です。開いた口が塞がりません。
閲覧している方、コメントをくださった方本当にありがとうございます!!!

そして、今回は短編集です!
よろしくお願いします!

2024/06/25 21:11

ルイ50世 ID:≫.pNRnxeFwo9wA
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