神覚者の姪っ子は転生者
私の名前は●●。ごく普通の女子高校生だったけど、事故でぽっくり逝って目を覚ましたら転生してました。
いや意味不明なんだけど。
どうやら、私は”MASHLE”の世界に転生したらしい。3歳くらいになって鏡を見ると、右目の下に2本のアザがあった。二線魔道士か、ランスとかお兄様と一緒だね。
まァ、転生は置いといて、私には幼馴染がおります。
”MASHLE”を見ている人はすぐに分かるあの人物。赤紫色の髪に頬に渦模様のアザ。
そう、カルパッチョ・ローヤン。うん、なんで?
いや、いいんだよ?私、カルパッチョ好きだし。いいんだよ?だけどね・・・
『幼馴染は聞いてないって・・・』
カ「何が聞いてないって?」
『うわァッ!!』
後ろから声をかけられ振り向くと、話題のカルパッチョ君の登場です。私と同い年だから、今は12歳だよ。
キミ、最近よく私のこと驚かすね!?この前、ドッキリしたの根に持ってる!?
この時のカルパッチョは、まだ幼いからか案外、表情が変わる。もちろん、基本は真顔だけど。あ、ちなみに私はカルって呼んでるよ。
『急に声かけないでよ、びっくりする』
カ「この前、僕に同じことしたの誰だっけ?」
『根に持つなよ、悪気はないって』
カ「根には持ってない」
嘘つくの下手すぎだろ、分かってんだかんな。隣でナイフをイジるカルを睨んだ。
カルはもしもの為、いつもナイフを常備してる。世の中楽なもんで、カルの魔法を知った人は大体カルに何にもしなくなる。カルにどんなに文句があっても。
その代わり、私に矛先が向くのですよ。まァ、殆どはカルに片想いしてる女子からの陰湿なイジメですけれども。これだから、女は怖いんだよッ!!
『そういえばさ、おばさんから聞いたけど、カルも来年からイーストン行くんだってね』
「うん、どうせそっちもだろ?」
『なんで知ってんだよ、怖ェ』
私も来年からイーストンに通う。フィン君とかお兄様に会いたくて、我儘言ったらOKだったもん、びっくりよ。
『カルは魔法的にもそういうところに行った方がいいって、おばさんが言ってた』
カ「ふーん」
頬杖をつきながら、興味なさそうに頷く。やっぱ、イケメンてこれだけでも絵になるなァ。
―――イーストンに行ったら苦労するなんて思ってもいなかった頃の話。
いや意味不明なんだけど。
どうやら、私は”MASHLE”の世界に転生したらしい。3歳くらいになって鏡を見ると、右目の下に2本のアザがあった。二線魔道士か、ランスとかお兄様と一緒だね。
まァ、転生は置いといて、私には幼馴染がおります。
”MASHLE”を見ている人はすぐに分かるあの人物。赤紫色の髪に頬に渦模様のアザ。
そう、カルパッチョ・ローヤン。うん、なんで?
いや、いいんだよ?私、カルパッチョ好きだし。いいんだよ?だけどね・・・
『幼馴染は聞いてないって・・・』
カ「何が聞いてないって?」
『うわァッ!!』
後ろから声をかけられ振り向くと、話題のカルパッチョ君の登場です。私と同い年だから、今は12歳だよ。
キミ、最近よく私のこと驚かすね!?この前、ドッキリしたの根に持ってる!?
この時のカルパッチョは、まだ幼いからか案外、表情が変わる。もちろん、基本は真顔だけど。あ、ちなみに私はカルって呼んでるよ。
『急に声かけないでよ、びっくりする』
カ「この前、僕に同じことしたの誰だっけ?」
『根に持つなよ、悪気はないって』
カ「根には持ってない」
嘘つくの下手すぎだろ、分かってんだかんな。隣でナイフをイジるカルを睨んだ。
カルはもしもの為、いつもナイフを常備してる。世の中楽なもんで、カルの魔法を知った人は大体カルに何にもしなくなる。カルにどんなに文句があっても。
その代わり、私に矛先が向くのですよ。まァ、殆どはカルに片想いしてる女子からの陰湿なイジメですけれども。これだから、女は怖いんだよッ!!
『そういえばさ、おばさんから聞いたけど、カルも来年からイーストン行くんだってね』
「うん、どうせそっちもだろ?」
『なんで知ってんだよ、怖ェ』
私も来年からイーストンに通う。フィン君とかお兄様に会いたくて、我儘言ったらOKだったもん、びっくりよ。
『カルは魔法的にもそういうところに行った方がいいって、おばさんが言ってた』
カ「ふーん」
頬杖をつきながら、興味なさそうに頷く。やっぱ、イケメンてこれだけでも絵になるなァ。
―――イーストンに行ったら苦労するなんて思ってもいなかった頃の話。
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