弱者のままでも
#1
「__誕生日おめでとう、遥」
むかしの、ゆめを見る。
お母さんが、いろんな料理を作ってくれて、ぼくのためにプレゼントも用いしてくれた。
ぼくは、それが、すごくうれしくて、自分のたん生日が、毎年楽しみだった。
だけど、いもうとが生まれたら、お母さんは、ぼくのたん生日を、あんまりいわってくれなくなった。
いわってはくれるけど、いもうとのお世話ばっかり。ぼくが話しかけても、いやなかおをする。
ぼくは、お母さんにとって、いらない子、だったのかな。
もし、そうだとしたら。ぼくは__。
[水平線]
「うぅ……!」
__今日は、なにか夢をみて、目がさめた。夢はおぼえてないけど、わるい夢だったのか、体からあせが出る。
「…たん、じょうび」
そうだ、今日はぼくのたん生日なんだ。たいせつな、たいせつな日。
…でも、みんないわってくれるか分からない。ここにいる人たちは、ぼくのたん生日なんて、いわってくれるのかな。
「うーん…どうなんだろう…」
そもそも、ぼくのたん生日をおぼえてくれてるのか、分からないけど。
「あぅ、もうこんな時間…」
とりあえず、へやから出ないと。
[水平線]
「おはようございます」
へやから出ると、そこには__クラッカーをもってるみんながいた。
「えっ……?」
「ハルカくん、誕生日おめでと〜!」
ムウさんが、ぼくの方に近づいてきて、そう言うと、みんなは同時に、クラッカーをならした。みみがいたい。
「えっ?えっ?み、みなさん…」
「ハルカくん、今日は、君の誕生日ですよね。おめでとうございます。実は、君に内緒で、誕生日会の準備をしていました」
シドウさんが、そう言って、ぼくの手を引く。なにが、あるんだろう…。
[水平線]
みんなに連れて行かれたのは、ミルグラムの食どうだった。
「……?」
「おら、早く行けよ」
「うわっ!」
なにがあるのか、こわくて、立ち止まってると、フータがぼくのせ中をおした。
「うぅ…いったい…」
「大丈夫?ハルカくん。ちょっとフータ、やめたげなってそういうのー」
「はぁ?るっせ」
しりもちをついてしまったけど、そしたらユノさんが、ぼくの手を引いてくれた。ユノさんとフータが、言いあらそいしてる。やめてほしいな、ぼくのたん生日なのに。
「二人とも、喧嘩しないのー。ハルくん!誕生日おめでと。ほら見て、ケーキ!みんなで食べようって、カズさんが提案してくれたんだよー!」
ミコトさんが、二人のけんか?をおさえて、ケーキがあるところを指さしてくれた。そこには、お母さんがむかし作ってくれたのと、そっくりなケーキが、なぜかおかれていた。
「わぁ…!いいん、ですか?」
「もちろん、いいんだよ〜!今日は、ハルカくんが主役の日なんだから!」
「そうそう。お誕生日おめでとう、ハルカくん」
マヒルさん、カズイさんも、おいわいしてくれた。
[水平線]
そのあとは、ケーキを食べたり、みんなにプレゼントをもらった。すごくうれしい。
「ハルカさん!」
「えっ……?あ、アマネちゃん…」
「お誕生日、おめでとうございます!良い一年を」
アマネちゃんも、かおはわらってなかったけど、おいわいはしてくれた。正直、アマネちゃんは、少しこわい。
「あ、ありがとう……。アマネちゃん」
「はい!」
これだけで、会話はおわっちゃったけど、わるい気はしなかった。
[水平線]
「はぁ…」
一日がおわって、ぼくは、へやのベッドで、だらだらしてた。
「…へへ、へへへへへ」
みんな、ぼくのたん生日をおぼえててくれて、さらに、おいわいしてくれた。プレゼントまで、用いしてくれた。
すごく、すごくうれしい。こんな日が、ずっとつづけばいいのに。
「へへへ…」
ぼくは、わらいながら、ねむりについた__。
むかしの、ゆめを見る。
お母さんが、いろんな料理を作ってくれて、ぼくのためにプレゼントも用いしてくれた。
ぼくは、それが、すごくうれしくて、自分のたん生日が、毎年楽しみだった。
だけど、いもうとが生まれたら、お母さんは、ぼくのたん生日を、あんまりいわってくれなくなった。
いわってはくれるけど、いもうとのお世話ばっかり。ぼくが話しかけても、いやなかおをする。
ぼくは、お母さんにとって、いらない子、だったのかな。
もし、そうだとしたら。ぼくは__。
[水平線]
「うぅ……!」
__今日は、なにか夢をみて、目がさめた。夢はおぼえてないけど、わるい夢だったのか、体からあせが出る。
「…たん、じょうび」
そうだ、今日はぼくのたん生日なんだ。たいせつな、たいせつな日。
…でも、みんないわってくれるか分からない。ここにいる人たちは、ぼくのたん生日なんて、いわってくれるのかな。
「うーん…どうなんだろう…」
そもそも、ぼくのたん生日をおぼえてくれてるのか、分からないけど。
「あぅ、もうこんな時間…」
とりあえず、へやから出ないと。
[水平線]
「おはようございます」
へやから出ると、そこには__クラッカーをもってるみんながいた。
「えっ……?」
「ハルカくん、誕生日おめでと〜!」
ムウさんが、ぼくの方に近づいてきて、そう言うと、みんなは同時に、クラッカーをならした。みみがいたい。
「えっ?えっ?み、みなさん…」
「ハルカくん、今日は、君の誕生日ですよね。おめでとうございます。実は、君に内緒で、誕生日会の準備をしていました」
シドウさんが、そう言って、ぼくの手を引く。なにが、あるんだろう…。
[水平線]
みんなに連れて行かれたのは、ミルグラムの食どうだった。
「……?」
「おら、早く行けよ」
「うわっ!」
なにがあるのか、こわくて、立ち止まってると、フータがぼくのせ中をおした。
「うぅ…いったい…」
「大丈夫?ハルカくん。ちょっとフータ、やめたげなってそういうのー」
「はぁ?るっせ」
しりもちをついてしまったけど、そしたらユノさんが、ぼくの手を引いてくれた。ユノさんとフータが、言いあらそいしてる。やめてほしいな、ぼくのたん生日なのに。
「二人とも、喧嘩しないのー。ハルくん!誕生日おめでと。ほら見て、ケーキ!みんなで食べようって、カズさんが提案してくれたんだよー!」
ミコトさんが、二人のけんか?をおさえて、ケーキがあるところを指さしてくれた。そこには、お母さんがむかし作ってくれたのと、そっくりなケーキが、なぜかおかれていた。
「わぁ…!いいん、ですか?」
「もちろん、いいんだよ〜!今日は、ハルカくんが主役の日なんだから!」
「そうそう。お誕生日おめでとう、ハルカくん」
マヒルさん、カズイさんも、おいわいしてくれた。
[水平線]
そのあとは、ケーキを食べたり、みんなにプレゼントをもらった。すごくうれしい。
「ハルカさん!」
「えっ……?あ、アマネちゃん…」
「お誕生日、おめでとうございます!良い一年を」
アマネちゃんも、かおはわらってなかったけど、おいわいはしてくれた。正直、アマネちゃんは、少しこわい。
「あ、ありがとう……。アマネちゃん」
「はい!」
これだけで、会話はおわっちゃったけど、わるい気はしなかった。
[水平線]
「はぁ…」
一日がおわって、ぼくは、へやのベッドで、だらだらしてた。
「…へへ、へへへへへ」
みんな、ぼくのたん生日をおぼえててくれて、さらに、おいわいしてくれた。プレゼントまで、用いしてくれた。
すごく、すごくうれしい。こんな日が、ずっとつづけばいいのに。
「へへへ…」
ぼくは、わらいながら、ねむりについた__。
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