こんにちはみなさん、計算高い女のお通りです
[太字]違うようで似ている2人[/太字]
「2人とも完璧なスピーチだったよ〜!」
新入生代表が終わり、舞台裏へ行く。そうしたら担任が待ち構えており、私たちを褒める。
『えっ、そんな......ありがとございますっ....!』
「あはは、ありがとうございます」
2人、言葉が被る。考えろよ、普通女が先だろ。可愛さを引き立たせろよ。
内心舌打ちをしておく
「新入生代表2人なんて初めてだからね〜、どうなるかな、って思ってたんだけど、2人とも堂々としてて良かったよー!」
『ぁり、がとうございます......』
「ありがとうございます。」
わざと照れたような表情を作る。横の花宮はにこにこしている。きもちわりっ
ささっと列に戻る。え"、お前同じクラスだったの
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___入学式が終わり.....
「はい、みんな自己紹介から始めよっか」
みんながそれぞれ個性ある自己紹介をしていき、次は私の番
『●●○○ですっ、好きなものは飴で、趣味は音楽を聴くことです!一年間よろしくお願いしますっ』
ぶりぶりしすぎない。少し緊張しているように、好きなものもギリギリ可愛く見える、女子ウケもいい飴。趣味も中性的に、女子ウケを考える。
私の自己紹介が終わると同時に拍手が起こる。ちらほら小言も聞こえてくる。ふはっ、「可愛い、狙う、いい子そう」
そんな声が聞こえてくる。
私狙っても意味ないけどね?いい子じゃないしさぁ?騙されてんね、ほんっと自己紹介しただけなのに。ばぁか
少しして、"優等生くん"の自己紹介が始まる。
「花宮真です。趣味はバスケと読書です。一年間よろしくお願いします」
にこにこして、全面方向を見ながら言う。私と花宮は、違うようで似ている。
かっこいいね、読書ってなんか大人、イケメンだ......などなど女子の声がちらほら聞こえる。
こんなん裏表ある奴ってすぐ分かるだろ。
内心、バカだと見下しながらも、拍手を送る。
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3限授業で終わり、皆が帰る姿が見える。
一方私は左へ行き、一時的なバイト場所へ行く。
『お疲れ様でーすっ!』
「おっ、○○ちゃん早いね。おかえり〜」
『田辺さん!お久しぶりですっ.....!』
アシスタントの田辺さん。まぁ、優しい。私のことを気に入ってるようで、たまに飴をくれる。人からの貰いもんそんな好きじゃないんだけど
「うん、久しぶり」
少し周りを見渡す。....いつもはうるさい黄色頭が居ない.......一応聞いておくか。
『あの田辺さん.....涼太くんって........』
「○○っち!」
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