愛と絆と音楽と
「__あの」
「ん?…どうしました?」
「私と、幻影ライブしませんか?」
「え__?」
[水平線]
「うぅ…頭いったぁ…」
重い頭痛と[漢字]目眩[/漢字][ふりがな]めまい[/ふりがな]がする。光に対し過敏になったからか、カーテンから差し込むまばゆい朝日は、より私の目を細めさせた。そして、光のせいで、頭痛と目眩は加速していく。
「うぅ……。今回の二日酔いきっついな…。昨日飲みすぎたかも…」
そう、今の私は何を隠そう、二日酔いで体調が悪いのだ。
私は普段、飲酒という事は全くしない。だが昨日は、少しの悪ふざけというか、その場の空気というかで、アルコール度が高い酒を飲みまくってしまった。そのツケが、今日回ってきたのだ。
「うぅー…」
ベッドの上で、頭痛に苦しむ。うなりを上げたところで、別にこの酔いが覚めるわけでもないのだが。
「いっだ…」
だが、そんな私の状態なんて気にもせず、相方は私の自室のドアを大きくノックし、同時に声を張り上げるのだ。
「ツユー!早く起きなさいな!」
「わか…ってるよ」
相方__根草は、よく大きい声を出す。発声方法の違いなのだろうか。大声は、痛みで苦しんでいる脳に響くから、やめてほしいものだ。
私も、根草に対抗するように、声を出そうとした。だが、寝起きで声が枯れているということもあり、想像通りの発声はできなかった。
「はぁー…。ツユ、もしかして二日酔い?」
「そうだよ…。根草も飲んでたのに、なんでそんな元気でいられんの…」
「私はお酒強いから大丈夫なの!」
根草はそう言った後、開けるねー、なんてあっけらかんな声と同時に、自室のドアを開けてきた。
「うわぁ!急に入ってこないで…!」
「いやいや、入るでしょ!今日、ライブだよ?」
むすっ、と頬を膨らませた根草が言った。
そう、今日は夜、ライブをする予定があるのだ。棄権する事もできるが、賞金が大きいため、私達は参加しないといけない。
「その様子じゃ、無理そう?」
「いや、大丈夫…。ライブは夜でしょ?じゃあ、ライブの時間までにどうにかできるよ。お水ちょうだい」
はぁ、と気だるい溜息が漏れる。だけど、幻影ライブをしないなんて選択肢は、私にはなかった。
「ん?…どうしました?」
「私と、幻影ライブしませんか?」
「え__?」
[水平線]
「うぅ…頭いったぁ…」
重い頭痛と[漢字]目眩[/漢字][ふりがな]めまい[/ふりがな]がする。光に対し過敏になったからか、カーテンから差し込むまばゆい朝日は、より私の目を細めさせた。そして、光のせいで、頭痛と目眩は加速していく。
「うぅ……。今回の二日酔いきっついな…。昨日飲みすぎたかも…」
そう、今の私は何を隠そう、二日酔いで体調が悪いのだ。
私は普段、飲酒という事は全くしない。だが昨日は、少しの悪ふざけというか、その場の空気というかで、アルコール度が高い酒を飲みまくってしまった。そのツケが、今日回ってきたのだ。
「うぅー…」
ベッドの上で、頭痛に苦しむ。うなりを上げたところで、別にこの酔いが覚めるわけでもないのだが。
「いっだ…」
だが、そんな私の状態なんて気にもせず、相方は私の自室のドアを大きくノックし、同時に声を張り上げるのだ。
「ツユー!早く起きなさいな!」
「わか…ってるよ」
相方__根草は、よく大きい声を出す。発声方法の違いなのだろうか。大声は、痛みで苦しんでいる脳に響くから、やめてほしいものだ。
私も、根草に対抗するように、声を出そうとした。だが、寝起きで声が枯れているということもあり、想像通りの発声はできなかった。
「はぁー…。ツユ、もしかして二日酔い?」
「そうだよ…。根草も飲んでたのに、なんでそんな元気でいられんの…」
「私はお酒強いから大丈夫なの!」
根草はそう言った後、開けるねー、なんてあっけらかんな声と同時に、自室のドアを開けてきた。
「うわぁ!急に入ってこないで…!」
「いやいや、入るでしょ!今日、ライブだよ?」
むすっ、と頬を膨らませた根草が言った。
そう、今日は夜、ライブをする予定があるのだ。棄権する事もできるが、賞金が大きいため、私達は参加しないといけない。
「その様子じゃ、無理そう?」
「いや、大丈夫…。ライブは夜でしょ?じゃあ、ライブの時間までにどうにかできるよ。お水ちょうだい」
はぁ、と気だるい溜息が漏れる。だけど、幻影ライブをしないなんて選択肢は、私にはなかった。
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