UNDERTALEリアル人狼
『やっと終わった〜じゃあ人狼ゲームを再開するよ✩』
Aの言葉に、気分が沈み込む。また、始まってしまうのか…
『みんなが思っているとおり、昨日は人狼による襲撃がありませんでした!それじゃあ、会議を始めてね』
「大丈夫だ、俺様が"素晴らしい案"を思いついたぞ!」
Aが喋り終わるや否や、パピルスが大きな声で明るく話し出す。他のみんなは目を丸くした。
「パピルス、それはどういうことだい?」
ガスターが代表して彼に真意を聞く。自信満々に彼はこう答えた。
「誰もいなくならなくていい方法を思いついたんだ!」
「…え!本当?!」
少し遅れてフリスクが反応する。キャラとフラウィは驚き固まったが、ガスターの顔色は変わらない。
「それはどういう方法だい?」
「ニャハハ!よくぞ聞いてくれた!みんな"隣の人に投票"すれば一人一票しか入らなくて、誰も選ばられない!そしたらみんないなくならなくてすむぞ!」
一人一票…考えたことがなかった。それなら誰もいなくならなくてすむかもしれない。小さな希望が生まれる。
「やったねパピルス!」
「ニェッヘッヘ!俺様にかかればこんなこと簡単だぞ!」
『話がまとまったみたいだね?それじゃあ投票ターイム✩』
全員が、票を入れる。誰もいなくならなくてすむと信じて。
くらく くらく さらにくらく
やみは のうどを ましてゆく
かげは しだいに ふかくしみいる
フォトンの すうちは マイナスひょうじ
つぎなる [漢字]じっけん[/漢字][ふりがな]ゲーム[/ふりがな]
これは じつに じつに きょうみぶかい
・・・
[漢字]きみたちふたり[/漢字][ふりがな]Aと『プレイヤー』[/ふりがな] は どうおもう?
『ふふふふふ、これは面白い結果だ』
投票が終わってAが最初に口にした言葉はこれだった。
「今日は誰もいなくならない。そうでしょ?」
フリスクの言葉が聞こえているのかいないのか、Aは結果を発表する。
『今日選ばれたのは〜…"パピルスだよ✩"』
「…え?」
開いた口が塞がらない。どういうこと?全てその言葉で頭が埋め尽くされる。全員同じようだ。…いや、違う。一人だけこうなると知っていた人がいる。パピルスが選ばれたということは…[漢字]パピルスに投票した人がいる[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・・・[/ふりがな]。
「誰…誰!パピルスに投票したのは?!」
怒りのあまり叫ぶフリスク。が、誰も名乗り上げなかった。
「…そう言ってるフリスクじゃないの?人狼だから投票したんでしょ」
「フラウィ…!」
違う、と言おうとしてハッとする。全員が疑いの目で見ている。やめて、そんな目で見ないで。やめてやめてやめて!
「ソイツは人狼じゃないぞ」
「キャラ…」
「な、なんでそう言い切れるのキャラ?」
「簡単な話だ。"私が初日に占ったのはフリスク"だからな」
そう言われて思い出す。大きな安堵感が、溢れ出した。
「あれ…じゃあ誰がパピルスに」
「やめてくれ、フリスク。人狼だって生き残るために必死なんだ」
「パピルス…」
一瞬で安堵感は消え、悲しみが彼の心を支配する。それは誰もが同じだった。
「俺様はここで終わっちゃうけど、フリスクたちなら生き残れるって信じてるぞ!だから[漢字]僕[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな]は怖くない!」
ニコリと笑う彼の笑顔に、どれほど救われただろう。
「大丈夫、僕が絶対に勝つから…」
フリスクは、ケツイをみなぎらせた。
ザザッ
Aの言葉に、気分が沈み込む。また、始まってしまうのか…
『みんなが思っているとおり、昨日は人狼による襲撃がありませんでした!それじゃあ、会議を始めてね』
「大丈夫だ、俺様が"素晴らしい案"を思いついたぞ!」
Aが喋り終わるや否や、パピルスが大きな声で明るく話し出す。他のみんなは目を丸くした。
「パピルス、それはどういうことだい?」
ガスターが代表して彼に真意を聞く。自信満々に彼はこう答えた。
「誰もいなくならなくていい方法を思いついたんだ!」
「…え!本当?!」
少し遅れてフリスクが反応する。キャラとフラウィは驚き固まったが、ガスターの顔色は変わらない。
「それはどういう方法だい?」
「ニャハハ!よくぞ聞いてくれた!みんな"隣の人に投票"すれば一人一票しか入らなくて、誰も選ばられない!そしたらみんないなくならなくてすむぞ!」
一人一票…考えたことがなかった。それなら誰もいなくならなくてすむかもしれない。小さな希望が生まれる。
「やったねパピルス!」
「ニェッヘッヘ!俺様にかかればこんなこと簡単だぞ!」
『話がまとまったみたいだね?それじゃあ投票ターイム✩』
全員が、票を入れる。誰もいなくならなくてすむと信じて。
くらく くらく さらにくらく
やみは のうどを ましてゆく
かげは しだいに ふかくしみいる
フォトンの すうちは マイナスひょうじ
つぎなる [漢字]じっけん[/漢字][ふりがな]ゲーム[/ふりがな]
これは じつに じつに きょうみぶかい
・・・
[漢字]きみたちふたり[/漢字][ふりがな]Aと『プレイヤー』[/ふりがな] は どうおもう?
『ふふふふふ、これは面白い結果だ』
投票が終わってAが最初に口にした言葉はこれだった。
「今日は誰もいなくならない。そうでしょ?」
フリスクの言葉が聞こえているのかいないのか、Aは結果を発表する。
『今日選ばれたのは〜…"パピルスだよ✩"』
「…え?」
開いた口が塞がらない。どういうこと?全てその言葉で頭が埋め尽くされる。全員同じようだ。…いや、違う。一人だけこうなると知っていた人がいる。パピルスが選ばれたということは…[漢字]パピルスに投票した人がいる[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・・・[/ふりがな]。
「誰…誰!パピルスに投票したのは?!」
怒りのあまり叫ぶフリスク。が、誰も名乗り上げなかった。
「…そう言ってるフリスクじゃないの?人狼だから投票したんでしょ」
「フラウィ…!」
違う、と言おうとしてハッとする。全員が疑いの目で見ている。やめて、そんな目で見ないで。やめてやめてやめて!
「ソイツは人狼じゃないぞ」
「キャラ…」
「な、なんでそう言い切れるのキャラ?」
「簡単な話だ。"私が初日に占ったのはフリスク"だからな」
そう言われて思い出す。大きな安堵感が、溢れ出した。
「あれ…じゃあ誰がパピルスに」
「やめてくれ、フリスク。人狼だって生き残るために必死なんだ」
「パピルス…」
一瞬で安堵感は消え、悲しみが彼の心を支配する。それは誰もが同じだった。
「俺様はここで終わっちゃうけど、フリスクたちなら生き残れるって信じてるぞ!だから[漢字]僕[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな]は怖くない!」
ニコリと笑う彼の笑顔に、どれほど救われただろう。
「大丈夫、僕が絶対に勝つから…」
フリスクは、ケツイをみなぎらせた。
ザザッ
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