R家の堕ちたご息女様は如何に?
ヒュー ヒュー ヒュー ヒュー
一匹の赤い龍は、大空を翔る。
ヒュー ヒュー ヒュー ヒュー
その大きい翼は、数多の人間を驚かし、恐怖させ、見せ閉めた。
R家だけが持つ、紅葉色の鱗。
最恐、最悪の世界を蹂躙した龍……と。
「この峠を越えたら少し休憩とするか。」
大きな翼を縮ませて、人間の姿に戻るリリウス。
「そもそも、アタシは…引き籠りだったから、ここがどこか分からんのだが。」
「そんな君を私が案内してあげるよぉ!✨」
その目の前に居たのは、如何にも陽気そうな、カラフルな洋服を着た少女が居たのだった。
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