創作元：h×h

キャラ：シャルナーク



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「....ねぇシャル。」









寒い今の季節にはとても似つかわない格好をしているシャルに声を掛ける。

もちろん返事なんて返ってくるわけもないのに私はまた口を開く









「なんでシャルなんだろうね｣





「シャルじゃなくても良かったのに。」









死ぬのだって、私が愛すのだって










「でもやっぱり、シャルじゃなきゃだめなんだよ」









ぎゅっと拳を握りしめる






「......でも、シャルがっ、笑って過ごせる未来ってほんとになかったのかなぁ.....？」










もっと、幸せになる方法って、幸せにしてあげられる方法って、ないのかなぁっ.......



神様は不平等だ


私から全て奪っていく。








でもたぶん、私がひとつだけ願いを叶えられるとしたら












この身を犠牲にしてでもシャルを幸せにするだろう
《○○の幸せが俺の幸せだからさ》










(全て忘れて幸せになって)