二次創作
短編集【リクエスト停止】
創作元:黒子のバスケ
キャラ:今吉翔一
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「○○ちゃん、よろしゅう」
『名前呼びですか?馴れ馴れしいですね。お出口はあちらです』
初めて今吉さんと出会った時は、花宮から聞いていた通りの人で、頗る好感度が下がったり。
「なんや、2人とも仲ええなぁ」
「『ヤメテクダサイ』」
"仲が良い"と言われた時には、花宮と一緒に顔を歪めたり。
「○○ちゃんー、偶然やなぁ」
『どっか行ってください』
休日に"偶然"出会えば、今日は厄日だ、と気分が落ち込んだり。
「修学旅行のお土産、何がええ?」
『今吉さんから何も貰いたくないです』
そうは言っても、花宮と私にお揃いのキーホルダーを買ってきたり。
「おーい、○○ちゃーん?」
『花宮、お願い。生け贄になって』
「無理に決まってんだろ。じゃあな」
廊下を歩いてたら今吉さんと会って、花宮に裏切られたり。
「○○ちゃん、それはちょっと.........妬くわ」
『鳥肌立ちました』
本気の目でそう言われた時には、命の危機を感じたり。
「まさか、○○ちゃんから祝って貰えるとはなぁ.......」
『そこまで非情な人間じゃありません』
今吉先輩の誕生日を祝ってみたり。
「.........っ○○ちゃん!」
「おら、お呼びだぞ」
『無理無理無理、日陰から出ないって決めてるから!!!』
体育祭の時には、花宮に蹴られて日陰から出され、今吉さんに貸し出されたり。
「なぁ、マネージャーやらんか?」
『OK貰えると思ってるんですか』
急な誘いに、驚きつつも呆れたり。
「.......っ、アホか!離れんな言うたやろ!」
『.......っ、すみ、ません.....』
危険に晒され、今吉さんの私の価値が見え隠れしたり。
「昨日は○○ちゃん、違う道で帰ったやろ?」
『......っは、な、....で........』
本当に今吉さんが怖くて、逃げ出したり。
「やっぱ、○○ちゃんほんっまかわええわぁ.....」
『........っるさい、ですっ......!!』
私が押されて、今吉さんが暴走しかけたり。
「......っあかんわ......わかっとっても衝撃が.....」
『ジロジロ見てんじゃねぇよ』
不本意だが、文化祭でメイド服を着ることになって、悶えている今吉さんを罵倒したり。
「初めて○○ちゃんの誕生日祝うわぁ」
「此奴自身、なんも成長してませんけど」
『そんなに殴られたいかよ』
誕生日を祝う気のない奴と、なぜか居る今吉さんに誕生日を祝ってもらったり。
「一緒に居んのは少ないけど、今年もよろしゅうな」
『宜しくしたかないかもです』
「右に同じで」
3人で初詣に行って、年を越したり。
「○○ちゃんのこと、もうちょっと早よう見つけたかったなぁ」
『見つかりたくなかったですかね』
たまに怖いことを言う今吉さんから、一歩離れたり。
「○○ちゃん、ずっと好きやったで」
『.......考えさせてください』
今吉さんの気持ちを明確に伝えてもらって、初々しくなったり。
「.......これは、○○ちゃんなりの返事でええんやんな?」
『.......良かったですね。非リア脱出ですよ』
バレンタインを渡して、その日に付き合ったり。
「ワシ等、付き合うことになったわ」
「お前、頭狂ってんのか?」
『皆まで言うな。心が抉られる』
花宮に付き合った報告をしたら、引かれた目で見られたり。
「良かったなぁ、ホワイトデー。卒業に間に合って」
『私のセリフですよね』
ホワイトデーにお返しを貰って、少し関係が進んだり。
「ワシは、幸せ者やなぁ」
『卒業なんだから、泣いたらどうです?』
「バカ言うな。此奴が泣いたら、全世界が狂う」
今吉さんの卒業式は、いつも通り3人の馬鹿げた会話を繰り広げたり。
「........やっぱ、霧崎行くん?」
『まぁ......私に合ってますからね』
進路について、少し今吉さんが拗ねていたり。
「今日、一緒に歩いとったん、花宮と誰や?」
『原一哉。スタメンの奴ね』
翔一さんの、子供らしい部分がうっすら見えてきたり。
「........すまんけど、冗談やなかったら○○ん家凸るで」
『......っごめんなさい........わかれてください.......っ』
別れの危機に追い込まれたり。
「もう、高校卒業やで?」
『なんか、3年前が懐かしいですね』
懐かしい頃の話を2人でしてみたり。
「高校卒業は、流石に来んかぁ」
『まぁ、当然ですよね』
翔一さんの高校卒業は、少し寂しく2人で祝ったり。
「おー、2人とも卒業おめでとなぁ」
『なんで来たのかが最高に分からない』
「絶対に追放されるべきだろ」
「2人ともなんでそんな嫌がってんだ?」
「やばい、花宮の顔がやばい。ウケる」
霧崎の卒業式は、愉快な仲間たちが周りに集まってきたり。
「結婚、しよか」
『........ムードもクソもないですね』
突然のプロポーズに、少し嬉しくなりOKしたり。
「似合っとうで、○○」
『翔一さんに言われたかないですね.........』
「まさか、結婚までもつれ込むとはな」
「○○に負けた屈辱感」
「似合ってんぞー」
結婚式を挙げて、愉快な仲間たちから祝福されたり。
「名前どうしよかぁ」
『センス良くしてくださいね』
身籠った子の名前を2人で考えていたり。
「誕生日おめでとう」
『2人で祝う、最後の誕生日ですかね』
もうすぐ出産する赤ちゃんのことを考えながら、誕生日を祝ってもらったり。
「○○、頑張ったなぁ......」
『はは........一緒にいてくれて、ありがとございます』
第一子を出産したり。
「ママたちは、いつ好きになったの?」
「せやなぁ........ワシが中学2年の頃やな」
『は?なんで会う前に好きになってんですか』
かわいい我が子からの質問に、ありえない返答が返ってきたり。
「ずっと、死ぬまで一緒に居ってな」
『.......しょうがないですね』
2回目の"永遠の愛"を誓ったり。
『翔一さん。愛してますよ』
「......ワシも愛しとんで」
私から、愛を伝えてみたり。
「『貴方と一緒で、幸せです。』」
一心同体に、そう思ったりした。
(ずっと、きっと、これからも)
…ハーデンベルギア「出会えてよかった」「運命の出会い」「幸せが舞い込む」「思いやり」