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ヒロアカ・ハイキュー・呪術廻戦・黒バス・ワートリ・いれいす・文スト・mzyb(wrwrd)・2j3j・鬼滅の刃・ハイカードの夢小説です

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二次創作
短編集【リクエスト停止】

#54

角名になった覚えはありませんが





創作元:ハイキュー!!

キャラ:角名倫太郎



※リクエスト
------------------------------------











『角名ー、居る?』





「あ、第二の角名」








角名のクラスのドアから顔を出し、だるげな声で角名を呼ぶ

そうしたら、私の声に反応した双子の片割れ「宮治」が、私を見つけて声を発する

"第二の角名"ってなに。私、角名になった覚えはないんだけど









「角名〜!●●が呼んどるでー」





「知ってる」








突然後ろから声がして、後ろを振り返る

後ろのドアからこっそりと出てきたのか、私の後ろには角名倫太郎が居た

びっくりしたんだけど、声掛けてよ。と角名に言うと、俺に気づけなかった○○が悪いね、と返してきた








『........ま、いいや。これ、委員会のね』





「うわ、書かなきゃいけないやつじゃん」




『はい、部活前に一緒ね』








ん、了解〜とだるそうに返事をした角名に、「ちゃんと来てね」と釘を刺しておく

角名は、はいはい、と慣れたように返事を返す

その光景に宮治が「角名と角名の共演」と呟いたのを聞き逃さなかったが、あえて触れないことにした






---------------------------------------------








「あ、角名○○」





『角名になった覚えはないよ』








あぁ、角名の●●やったか。と無視して話を進める、双子の片割れ「宮侑」

角名に会いに行った帰りに、ばったり宮侑に会い、声を掛けられた

みんなして、「角名」って言ってるけど、そこまで似てないよ








『てか、角名の●●ってなに』







「いや2人、付き合っとるやん」






『は?』








宮侑の口から出てきた衝撃的な嘘に、眉を歪める

咄嗟に「付き合ってないけど」と上擦った声で言ってしまう

は?付き合ってないん?と、驚いた様子の宮侑に、なぜそう思ったのか疑問が出てくる








「.......いやでも、角名は●●のこと"好き"そうやで?」







『........っは、』








衝撃的な真実に次は、目を見開くことになる

宮侑は驚いている私を無視して、「いっつも●●の話題は角名から出てくるし」「惚気かっちゅうくらい、褒めとるし」と、陰で行われていた話に、脳がパニックを起こす


「.......ちょっと用事思い出したから、戻る」とその場を切り抜けて、早足で自分の教室へ向かった








------------------------------------------------------









「.........ぇ、○○......ねぇ○○?」






『.......ぁ、ごめん。なに?』







話しかけても反応しないから。と目を見て角名に言われて、さっと視線を外す

その後、少しの無言が続き、委員会の用事が終わってしまった

少しの気まずい空気を感じ、「.......私は帰るから、角名は部活行ってきなよ」と席を立つ








「........そのまま帰んの?」





『え、うん.......帰るけど...』







スクールバッグを片手に、角名に話しかけられて振り返る

気の抜けた返事をしてしまって、角名の様子を伺う

じゃあ、帰るからと本当に踵を返して一歩踏み出す。


後ろからも足音がコト.......と鳴り、腕を掴まれる










「俺は、こんな空気で帰んの嫌なんだけど」










え.......、と間抜けな声が出て、真剣な瞳で見つめてくる角名に、侑の言葉を思い出して、思わず目を逸らす

目を逸らした瞬間、頬を掴まれて前を向かされる








『んむ"、!』





「なんで避けられてんのか分かんないし」







少し眉を歪めて話す角名に、新鮮、と思ってしまう

だって、と今日聞いたことを角名にそのまま言う

それを聞いた角名は、少し驚き「.......ふはっ、」と笑う










「それ聞いて避けるってことはさ、俺のこと"意識"してるでしょ」







『.......っは、!?』










ずっと意識してますけど、とは口に出さずに角名から出てきた言葉に、焦ってしまう

なにか余裕そうな角名を見て、少し対抗心が出る。

私は口角を上げた角名に「.......否定しないんだ?」とイタズラ気味に笑ってやる










「事実だから」










口角が上がっているのに、真剣な眼差しで伝えられた3文字に、固まってしまう

コト.......と近づいてくる整った顔に、思わず一歩下がる

足音が止まらず、私の顔の熱さが治らない。









「てかさ、その反応..........もう"好き"って言ってるようなもんだよ」







『.......っ、!』









図星を突かれて、もっと顔を熱くしてしまう

精一杯振り絞った声で、「だ、ったら.......わるいっ.....!?」と震えた声で角名を見つめて言う

角名は口角を上げて、口を開ける









「じゃあ、カップルだね」









満足気に角名から伝えられて「.......そうですね」とニヤけて答えてしまった私は、幸せ者だと思う

角名に「今日一緒に帰るから、待っててよ」と言われて、「しょうがないね」と上げられる口角を抑えきれずに答える

するり、と繋がられた暖かさに、ぎゅっ、と握り返してみた










(まぁ、○○が俺を好きなのは気づいてたんだけど)
(角名と私はやっぱり、似てないと思う)








作者メッセージ

ゆずさん、リクエストありがとうっ!
ご希望に応えられてたら嬉しいなぁ......。
序でに告知をすると、3月7日から少し、ノベルケイクから離れます。まぁ、後々出てくると思うので、その時まで待っててください。

2025/03/04 18:58

渡会天乃♣︎💐 ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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